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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

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昨日に引き続き、詳しい方には「そんなの当然だよ」と言われてしまうかもしれませんが……

無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」には、何と縦書きのページを作る機能(無料で利用できる追加モジュール)があります。百聞は一見にしかず、ということで、僕の書いた稚拙な文章でよければこちらをご覧下さい:

QRcode縦書きで綴る世界

多少デザインが崩れていますが、確かに縦書きになっていますよね。ご存知の通り、「魔法のiらんど」は主に携帯電話からの利用を想定したサービス。なので携帯電話をお持ちの方は、隣にあるQRコードから携帯の画面でも見てみて下さい。

恥を承知で宣言してしまうと、僕はこんな機能があることを全然知りませんでした。昨日もご紹介した本『大人が知らない携帯サイトの世界』の中に、「魔法のiらんどはPCサイト顔負けなほど、様々な追加機能が充実している」という解説があり、それを読んで初めて確認してみた次第。掲示板やプロフのような機能はあることは想像していましたが、まさか縦書きページ機能まであるとは。

この機能、どこまで若い世代に利用されているのかは分かりません。しかし企業が運営するサービスである以上、ある程度のニーズがあるのだと想像します。だとしたら、次のような記事はどこまで本当なのでしょうか:

ケータイ・フォーマット

「横書きで表示される」というのはシステム上の制約なので当然ですが、女の子たちの言葉によれば「縦書きで書かれていると文字が詰まりすぎてるように見えちゃう」のだそう。従って横書きであるという点が、他の2つの特徴と相乗効果をもたらして、とにかく読みやすいコンテンツになっているわけですね。

うーん、これが本当なら、どうして「魔法のiらんど」に縦書きモジュールなんてあるのでしょうか?もしかしたら、「女子高生が『縦書きって読みづらい』なんてバカなこと言ってる記事ってウケるんじゃね?」と考えた誰かの記事を読んで、面白がって鵜呑みにしているだけなのかもしれません。

いずれにしても、よく分からないことを使ってみるまで批判しないこと。一見キャッチーに見えることを鵜呑みにしないこと。その2つが重要ということですね。前から自分に言い聞かせていることなのですが……。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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