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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

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2007年11月23日の投稿

2007年11月24日 »

先日、「公共問題でのマーケティング活用」という話をしましたが(参考「公共サービスを狙え」)、こちらもその好例になるかもしれません:

国連機関、飢えへの認識向上にユーチューブを活用 (Reuters)

国連世界食糧計画(United Nations World Food Programme、WFP)が世界の食糧問題をアピールするため、YouTube を利用したキャンペーンを開始したというニュース。YouTube 上に専用ページ(Hunger Bytes!)を設け、「飢え」に関するショートフィルム(30秒~60秒間)を募集しています。ちなみにサンプルとして掲載されているのが以下のビデオ"DON'T BE A PIG!":

これは……小林尊さんの姿でしょうか。このビデオ自体はあまりクリエイティブではありませんが、優れた作品が投稿されることを期待できるかもしれません。ちなみに募集は来年7月まで、とのこと。

「若者に到達するために、YouTube を通じてメッセージを流す」「メッセージを伝えたい相手自身にメッセージを作ってもらう」という点には新鮮味はありませんが、国連という公的機関がこうした手法を使ったことには注目すべきではないでしょうか。個人的には、このまま(専用サイトを設置して応募を待つだけ)では大きな反応を引き出すのは難しいのでは、という印象を抱いているのですが。しかしその成否も含め、検討に値する事例だと思います。

いずれにせよ、日本の公共機関ももっと YouTube を活用してもいいのかもしれません。単に以下のビデオを集めた公式ページを用意しておくだけでも、かなりインパクトあると思いますが……

YouTube - Search Results for “公共広告機構”

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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