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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

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残念ながら放送終了してしまいましたが、フジテレビで「トリビアの泉」という番組をやっていました(来年特番があるそうです)。視聴者から送られてきた、思わず「へぇ~」と唸ってしまうようなマメ知識を紹介する番組・・・と説明するまでもないかもしれませんね。その「トリビア」では毎週番組の終わりに、司会の高橋克実さんが必ず言っていたセリフがありました。それが

「いや~、今日ご紹介したトリビアは、どれも明日使えるものばかりでしたね。」

という一言。実際には下らないネタも多かったのですが、中には確かに「昨日のトリビアで紹介されてたヤツってさ~」と話のタネに使ったものもありました。

この「すぐに使える」という部分、実はすごく重要なポイントではないでしょうか。トリビア(マメ知識)の1つ1つはごく短いものです。例えば

  • 東京タワーは戦車でできている
  • 静岡県には「月まで3km」という道路標識がある
  • 神様を数える単位は「柱」

などなど、短くてインパクトのある形にまとめられています(以上は「トリビアの泉で沐浴」というサイトのこれまでのトリビアリストを参照させていただきました)。

これが仮に、「東京タワーは昭和33年に完成した。設計は・・・工事は・・・」などと東京タワーの歴史を延々と説明する番組だったとしたらどうでしょうか。同じく「東京タワーは戦車でできている」という知識が得られたかもしれませんが、それを翌日話のタネにする人はずっと少ないでしょう。つまり「価値のある情報を、思わず伝えたくなるような表現で、伝えるのに適したコンパクトな形で用意している」のが、「明日使えるものばかり」というキャッチフレーズの意味するところではないかと思います。

実は今日、お客様にお願いされていくつか資料を作ったのですが、「もっとコンパクトにまとめてくれないかな?上にすぐ出せるように」と言われてしまいました。お恥ずかしい話ですが、僕の作ったものは「すぐに使える」ようになっていなかったわけです。資料ならば作り直して再提出ができますが、これが企画書だっただどうでしょうか。たとえ時間を掛けて担当者を説得できたとしても、「すぐに使える」ような一言やキャッチフレーズ、サマリーが無かったら、そこから上に上がっていくことはないでしょう。まさに「明日使えるもの・・・」か否かが成否を分けるわけです。

トリビアを見ていると、「それって面白く言ってるだけじゃん」「そんなの知ってたよ」というものが出てきます。けどそんな情報でも、まとめ方と表現で「感染力」を高めている手法には、学ぶべき姿勢があるのではないでしょうか。残念ながら僕のブログも企画書も、内容が「明日上司に報告したくなるものばかりですね」とは言えないのですが・・・。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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