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Google、義務教育を支援する "Google Teacher" を開始

2007年09月07日 07時56分 更新

米Google は、アメリカの小中学生を対象にした学習サービス Google Teacher をスタートする。これは Google が独自に開発した人工知能(AI)と、Google の検索エンジン・ Google Book Search ・ Google News の各サービスを組み合わせ、ネット上のコンテンツを小中学生レベルに合わせた問題にして出題するというもの。またパーソナライズ機能を搭載し、数回質問に答えれば個人のレベルに合わせて出題されるようになる、としている。

[ITmodia]

・・・というのはまったくのガゼネタです。失礼しました(記者さんの文体を真似するというのは難しいですね)。しかしまったくの絵空事、というわけでもありません。Google が網羅している情報量と、最近のAIの進歩を考えれば、このようなサービスが始まる可能性もありそうです。

まず Google の持つ情報量についてですが、検索エンジンの性能は皆さんご存知の通りですし、Google Book Search により書籍内容のデータ化にも取り組んでいます。また今日は、Google News で過去のニュース検索が可能になったというニュースがありました:

Googleで200年以上前のニュース検索が可能に (ITmedia)

Google は様々な知識を網羅する「図書館」としての役割を、ますます強化しているわけです。

次に問題作成に必要なソフトウェアの方ですが、これについては、「クロスワードパズルで人間を打ち負かすソフトが現れた」というニュースがありました。詳しくは個人ブログの方でまとめましたので、ご参照下さい:

コンピュータがクイズを出す日 (Polar Bear Blog)

イタリアのシエナ大学で開発された「ウェブクロウ(Web Crow)」というAIが、先月末に行われた人工知能学会のイベントにおいて、人間とクロスワードで対決し勝利するという出来事があったそうです。このソフトの面白い点は、検索エンジンと連動しネットを「巨大な図書館」として活用しているという点。つまり自身で様々な単語を記憶しているわけではなく、必要に応じて「ネットで調べて」いるわけです。この技術を逆に使うと、問題の方をコンピュータに作成させることが可能になるのだとか。

仮にこの技術を Google が手にしたとすれば、冒頭のような「個人のレベルに応じて問題を出題してくれる学習サービス」などというものが可能になるのではないでしょうか。「ネット上の知識なんてガセネタも含まれてるじゃないか(このエントリみたいに)」という場合には、Google Book Search と Google News から得られる情報のみで問題を作る、と限定してしまえば良いでしょう。大学受験レベルでは難しいかもしれませんが、小中学生向けなど基礎的な知識のレベルでは、対応が可能ではないかと思います。

ただ子供の学習の話になると(特に日本では)感情論的な議論になりやすいので、仮にサービスがスタートできたとしても反対意見が続出しそうですが。一方で日本の場合、簡単な問題で「脳を鍛える」ことがブームになっていますから、小中学生の学習ではなく大人向のクイズサービス "Google IQ" としてなら可能性があるかも(ビジネスモデルは解答者のIQに応じた「知能連動広告」だったりしたら恐いですが)。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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