起業を成功させる7つのメンタリティ(その6) ― 「これならいける」という納得感
起業を成功させる7つのメンタリティについてお話しています。
起業する方にとって、ボクがビジネススキル以上に大切だと思っていることは
1:とりあえず食っていける安心感
2:お金のメンタリティ
3:メンターの存在
4:応援してくれる仲間との関係
5:前の仕事の「やりきった」感
6:「これならいける」という納得感
7:手放す勇気
の7つです。
前回は、「前の仕事の「やりきった」感」についてお話しました。
今回は、「「これならいける」という納得感」についてお話します。
実際に起業するときにもっとも大切なこと。それは、「不安要素が少ないこと」だと思います。もちろん、「本当にうまくいくのかな・・・」というような不安が全くないわけではありませんが、「不安はあるけど、なんとなくいけるかも」という感覚です。
この感覚を得るためには、いろんな形がありますが
・前の仕事の「やりきった」感
・事業計画や収支予算を作ることで、先が見える
・自分のやろうとしていることと、時代の流れが合っている
・その仕事が好き(ライフワークになっている)
・特に理由はないけど、「なぜか、いける気がする」
「これならいける」という納得感は、こんな感じですね。
事業計画や収支予算など、論理的に固めることで得られることもあります。第三者に説明するときは、論理的な説明が大事です。一方、「特に理由はないけれど、なんとなく」というような直感に近い感覚も、意外とバカにできません。
逆に、「これならいける感」がないと、不安につながります。自分の中で納得感があったほうが、成功する確率が高まるのではないかと思っています。また、いざ不安になったときに、納得感は、一歩踏み出す勇気を与えてくれます。
ちなみに、この納得感、時として変わることがあります。今まで納得できていたものが納得できなくなってきたり、逆に、今まで全然興味がなかったのに、成長過程で興味を抱いたり。
「○○が流行っている」という一過性の情報や、周囲の表面的な情報で判断するのではなく、その都度、その都度、本当の自分の気持ちに向き合うこと。違和感があれば、「何が違和感を抱かせるのか」を考え、本当にやりたいことは何かを真剣に考えること。このように、自分の本音に向き合うことで納得感が得られ、成功する確立はさらに高くなるのではないかと思っています。
違和感というのは、実はとても大切な情報なんですよね。自分の本音に出会うアラームシステムなんです。ですから、「なんとなく違うな」と感じたら、自分と向き合ってみるのが大事です。その繰り返しで、「これならいけるな」っていう事業にも出会えます。
今日は、「「これならいける」という納得感」についてお話しました。
次回は、最終回「手放す勇気」についてお話します。