BRTは単価が安いから商売にならない、日本のインフラ輸出の対象としてふさわしくない…と考えるのは早計かもしれません。 ■キロ単価は安いが総延長が長いプロジェクトが組める インドのムンバイメトロの場合、...
この投稿は、都市交通の破壊的イノベーション?インフラ輸出品目としてのBRT(上)の続きです。 このブログでBRT(Bus Rapid Transit)をインフラ輸出の文脈で取り上げる理由は、おそらく新...
最近、BRTに関する記事をよく見ます。BRTはBus Rapid Transitの略。直訳的にはバス高速輸送。中身は鉄道輸送とバス輸送の折衷的な公共輸送システムです(正確な定義は後で述べます)。最近B...
カリフォルニア高速鉄道の動きを把握するには、Google Newsで検索して記事を引っ張り出し、めぼしいのを片っ端から読むのもよいのですが、実は「地元の新聞」の記事をしかるべきキーワードで引き出して、...
カリフォルニア高速鉄道をめぐる混沌とした状況は、米国では大きな税金の支出を伴うプロジェクトが納税者の視点から厳しくチェックされる土壌があることを示しています。大統領が、あるいは連邦運輸長官が「ゴー」を...
カリフォルニア高速鉄道をめぐる状況がなかなかダイナミックな展開となっています。少し前に関連の新聞記事や報告書を読み込んで動きをインプットする機会がありましたので、簡潔にまとめてみたいと思います。 過去...
先日やらせていただいたセミナーでは内容構成を欲張りすぎたため(3カ国×3セクター)、それぞれの国の個別セクターについてはごくおおまかなところしかお伝えできませんでした。フォロー情報ということで、インド...
ロシアの高速鉄道は2018年のワールドカップのためだけに計画されているものではなく、元々2030年までを見据えた長期計画が存在しています。その枠組みの中で、Wカップの試合が開催される都市については建設...
北京・上海間の高速鉄道が開業したばかりですが、高速鉄道は世界各国で色々が動きがあります。最近、ロシアにかなり大規模な計画があることが明らかになりました。 ■ボリュームゾーンはほどほどのスピードのカロー...
6月11日土曜日に掲げた以下の記事、 [メモ] スペイン勢が落札したポーランドの高速鉄道 これが2010年4月15日の情報であることに気づきました。1年以上前の情報です。それを今年の4月中旬の情報とし...
高速鉄道の官民連携(PPP)案件は世界各国で進んでいるようです。4月中旬の記事ですが、スペインのコンソーシアムがポーランドの高速鉄道を受注したというニュースがありました。 Spanish consor...
日立が受注した45億ポンド(約6,000億円)の英国都市間高速鉄道プログラム(Intercity Express Programme)が動き始めました。 (後記:正しくは、現時点で日立の現地法人Agi...
先日成立した関空・伊丹統合法に関して、大阪府の橋下知事は大阪市中心部と関空とを結ぶ「関空リニア」など高速アクセスのフィージビリティスタディ(FS)を国が行うことを条件に賛成したと伝えられています。 ■...
オーストラリアのゴールドコースト市(人口59万)で競争入札が行われていた総事業費870億円の官民連携ライトレールプロジェクトの落札者が去る5月6日に決定しました。落札したコンソーシアムのメンバーは以下...
提出物が続いているため思うように更新ができません。やや旧聞に属する動きとなってしまいましたが、カリフォルニア州高速鉄道の推進主体California High Speed Rail Authority...
新華社の昨日付ニュースでは、中国内陸部の貴州省(人口約4,000万)の政府が高速鉄道建設にあたって外国からの投資を求めています。 China's Guizhou welcomes foreign in...
中国の高速鉄道計画、新しい鉄道相のもとで既存の計画どおり続行されるようです。 盛光祖新鉄道相は、劉元鉄道相の件は「個別事項」であり、中国の壮大な高速鉄道のシステムには大きなインパクトを与えないとし、1...
東京ビッグサイトで二次電池を中心にした展示会「バッテリージャパン」と「スマートグリッドEXPO」が開かれていたので、最終日に場内を回ってみました。今回はその中でももっとも興味深かった展示、川崎重工業の...
鉄道省の1兆3,000億元(1,980億米ドル)とも2兆元(3,030億米ドル)とも伝えられる債務が高速鉄道の順調な営業によって返済できていけばいいわけですが、現在営業している路線では乗車率がきわめて...
英国運輸省は3月1日付でロンドン近郊の路線を電化するIntercity Expressプログラムについて、日立が設立した現地法人Agility Trains社と実務上の詰めを行うことを明記した文書を発...
中国の高速鉄道はすごいと常々思っておりまして、このブログでも何度かご報告してきました。 [速メモ]中国高速鉄道の大型ニュース数本(2010/12/9)カリフォルニア高速鉄道の獲得に意欲的な中国(201...
重慶から新疆ウィグル自治区、ロシアを経由してオランダのロッテルダムに抜ける貨物鉄道が開業したそうです。「新ユーラシア・ランド・ブリッジ」とも「渝新欧(重慶―新疆―欧州)鉄道」とも呼ばれる全長10,00...
インフラ外交という目線で見ると、中国の動きは非常に目立ちます。中国という国があたかも巨大な総合商社として機能しているのではないかと思えるほどです。 本日の日経で、カザフスタンのナザルバエフ大統領が中国...
米国の高速鉄道関連の投稿が続きます。 先ほど米国の高速鉄道専門ニュースサイトHigh Speed Railが運営しているビデオニュースの直近の分を見ていたところ、最後の部分でカリフォルニア州高速鉄道局...
フロリダ高速鉄道計画に対して米連邦政府が付けた24億ドルの助成金を、昨年当選した共和党のリック・スコットフロリダ州知事が拒否した件。準備を進めていたJR東海などの日本コンソーシアム参画企業にとっては、...
■GE鉄道車両子会社と中国鉄道省との覚書 先日の中国胡錦濤主席の米国訪問に機を合わせて、中国鉄道省とGEの鉄道車両製造子会社GE Transportationとの間で総額14億ドルに上る商取引の覚書の...
さて、「新春夢想」も今日が最終日。夢想ですから、様々な非現実的な部分には目をつぶって、夢のある話を展開します。 以下はカリフォルニア州で高速鉄道導入を推進している行政系の主体が作成した「高速鉄道はすば...
英国運輸省が11月下旬に鉄道に関する投資について発表しています。日本では報道されていないようなので、概略を記します。 [概要]・英運輸省は、今後4年間にわたり、国営鉄道インフラ保有会社Network ...
現在中国の北京では12月7日から9日まで、高速鉄道関連の国際会議(展示会)である7th World Congress on High Speed Railが開催されています。主催は鉄道業界の国際協会で...
見つかりやすい資料ではありますが、ご覧になったことがない方のために掲げておきます。今年10月時点の最新版です。正確には「米連邦鉄道管理局(Federal Railway Administration)...
今回フロリダ高速鉄道の話題を書くにあたって見つかった素材のうち、シェアする価値があるものをいくつか掲げておきます。 ●フロリダ高速鉄道計画を推進派の知事は1980年代に来日 フロリダ高速鉄道の計画は四...
■Public-Private Partnership (PPP)としてのフロリダ高速鉄道プロジェクト PPPは、国や地方自治体がオーナーとなるプロジェクトに対するインフラ投資ではよく見られるリスク分...
フロリダ州運輸局(Florida Department of Transportation)および同局が設立したFlorida Rail Enterpriseが公開している資料を読み込むことによって、...
今朝の日経新聞に興味深いニュースが出ていました。(お断り:ブリズベーン港の営業を受託したGlobal Infrastructure Partnersについては明日23日に上げます。) フロリダ高速鉄道...
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