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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

バンコク5泊7日シンガポール航空指定5万円台+ホアヒンハイアット+A380旅行のメモ(2)

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タイ通貨の1バーツはおおよそ3円。メータータクシー初乗りが35バーツですから、おおよそ100円。日本のわれわれにとっては安いですが、現地の感覚では1バーツ10円程度の価値があります。とするとタクシー初乗りが350円でまぁ妥当。キリンが現地で売っている午後の紅茶は20バーツですが、200円相当と考えるとやや割高な飲み物ということになります。
こうした金銭感覚をもって現地を移動すると、妙な外国人旅行値段をふっかけられることもなくなるわけです。ということで続編。話は細かいです。

▼バンコク-ホアヒン間の移動
最終的にはバンコク市内のある旅行代理店でタクシーを手配し、片道2,200バーツで移動することにしました(上の金銭価格で言うと2万2,000円相当)。以下はその経緯。
 1)鉄道は本数が少なく、しかも朝いちの9時台だと予約ができない(予約できない=三等=幼児にはつらい)。かと言ってその後の便だとホアヒン到着が夕方遅くになってしまう。鉄路ではホアヒンまで4時間近くかかる。
 2)鉄道に代わる選択肢として長距離バスがある。これは便数も多く、バスターミナルまで行けば予約なしで乗れる。バスで移動すると約3時間と1時間短縮できる。
 3)だがホアヒン行きバスが出ている南バスターミナルは、バンコクのかなり郊外(都心から多摩センターに行くぐらいの感覚?)公共交通では行けない。
 4)幼児を連れて南バスターミナルに行くには、ホテルからタクシーで移動するほかなく、これがまた手間。タイ1泊後のこの時点ではメータータクシーの乗り方を理解しておらず、トゥクトゥクにはめられた件を考えると、そのへんを走っているタクシーをつかまえて料金交渉をするのがぞっとする。
 5)そのへんの懸念をホテル前にいるタクシー手配おやじに話したところ、よい旅行代理店があると言い、自分のクルマで連れて行ってくれた(こういうのに乗るか、断るかは微妙な線ですね。この時は問題ないと判断した。ちなみに妻子同行)。
 6)旅行代理店で「バスでホアヒンまで行きたいが、移動にまつわる一切をまとめてもらえるか?」と告げると「迷わずタクシーにしなさい」と言われた。
 理由は、タクシーなら2時間でホアヒンに着ける。しかもバンコクのホテルからホアヒンハイアットの玄関まで直行。長距離バスならホアヒンのターミナルで降りて、そこからまたタクシーをつかまえる手間がある。高速を使うからバスよりかなり速い。疲れない…というもの。
 7)提示された価格は2,500バーツ。バンコクホテル→南バスターミナルまでのタクシー、長距離バスそのもの、ホアヒンからハイアットまでのタクシーに加えて、幼児を連れて荷物を持って移動する手間などを考えるとまったく妥当。値切って2,200バーツにしてもらった。とっさに、帰りの便も同じようにして手配してもらうことを思いつき、それもお願い。すべての支払いを現金で済ませて、手書きクーポンを発行してもらった。出発地に来たタクシー運転手にクーポンを渡すと乗れる仕組み。
結局、タクシーの移動で大正解でした。タイ鉄道は後年のお楽しみということで。

▼ホアヒン市内の移動
ホアヒンハイアットは、ホアヒンのタウンからやや離れた場所にあり、タウンのレストランでご飯を食べようと思うと足を確保する必要があります。
ホテルからタウンまで1-2時間置きにシャトルバスが出ていますが(1人50バーツ)、自分の行きたいレストランや店まで送り届けてくれるものではないため、シャトルを降りてからまたトゥクトゥクなどをつかまえる手間があり不便。最初にタウンでつかまえた軽トラックタクシーの兄ちゃんと話をつけて、携帯の番号を教えてもらい、ホテル-タウン間の移動にはいつも彼を使うという形にしました。ホテル-タウン間は基本150バーツ。やや遠回りしたり、買い物の際に待たせたりした場合は150~200バーツ。
この足があったおかげで、4歳児がせがんだ日本の納豆を買うこともできたし、以下のMini Farm Marketで2晩、おいしいタイ料理を食べることもできたし、ナイトマーケットをのぞくこともできました。

▼ホアヒンタウンで食べるところ
屋台タイ料理の醍醐味を堪能したいなら、タウンのスターバックス真裏にあるややさびれたストリートをうろうろしていると、屋根つきのフードコートが見つかります。集まっている店は完璧にタイの由緒正しい屋台系。好きな人にはたまりません。英語メニューを置いている店もあるので便利。
ホアヒン初日の昼、夜御飯を食べるレストランの下見をしていて見つけたのが、Mini Farm Restaurant。ここは自然農法系の食材を使うのがウリで、ホアヒンあたりではかなり進んだ経営方針であることは明らか。料理もそれなりにレベルが高いもの食べられることを期待し、試してみました。結果はビンゴ!2晩そこでタイ料理を堪能しました。
盛り付けや食器をもうすこしよくすれば、南青山あたりでハイソなタイ料理レストランとしてかなり行けるぐらいのレベル感があると思います。価格は幼児を含む3人でそこそこ食べて、ビールなどを飲んで、1,000バーツを超えない程度。
あとは、シーフードレストランが3つ集まっているエリアを見つけました。ホアヒンはサムイやプーケットと違い、シーフードレストランがてんこ盛りで連なっているという感じはなく、シーフードを期待していくとさみしい思いをします。それをカバーしてくれるのが、ヒルトンそばの海沿いストリートにあるシーフードレストラン群3軒。ヒルトンを背にして海を右手にしながら魚市場まで歩いて行く途中にあります。いずれも海に面したテラス席があり、海南島の場末にありそうなシーフードレストランという感じで雰囲気最高(そういうのが好きな方には)。1軒でいただいたシーフードスープや海老の塩焼きなど、うまかったです。

▼回線事情
バンコクセンターホテルは80年代頃の開業。その後も回線関連に投資をしていないようで、モデム用のジャックすらありませんでした。そこは価格見合いで割り切って宿泊しましょう。
ハイアットは米系のホテルなので客室内のLAN利用は無料だと思っていましたが、1日の利用権が800バーツ程度。これだと3人で晩御飯が食べられる水準なので、パスしました。
ビジネスセンター的なエリアがあり、設置した共用端末でインターネットは使えるようです。
現地で客室にいてインターネットをがんがん使いたいなら、客室内のネット設備を事前にしつこくチェックする必要があると思います。なお、ネットカフェ的なお店はどこでもすぐに見つかります。

▼チャンギ空港とA380初搭乗
最後は思いがけず、エアバス社の最新鋭機、世界最大の旅客機A-380に乗れたよというお話。
今回のパックツアーを購入後、シンガポール航空が7月いっぱいで成田-バンコク便を廃止することが決まり、行きはバンコク直行だけれども帰りの便はバンコク→シンガポールでトランジット→成田へという形になりました。まぁ1人5万円台ですから、こういうのも前向きに受け止めたいところ。
最終日の夜遅くにチャンギ空港に着き、同空港の設備のよさ(寝椅子があちこちにある)や無線LANの充実ぶりに驚きつつ、時間になったのでシンガポール航空成田行きに乗り込んだところ、機内の雰囲気がずいぶんと新しい。座席前のディスプレイなどもモノがよかったJALサンフランシスコ便などよりもはるかに上。これは?と思って座席のセキュリティ情報シートを確かめると、機材はなんとA380でした。ひゃっほー!
機内でノートPCで仕事をする人のためにイーサネットのLANの口がある、AC電源を指すコンセントが各席の肘掛についている、という具合で最高(ただしLANケーブルを持っていなかったので、ネットに接続できるかどうかは未確認)。
ディスプレイで見ることができる映画などのプログラムも非常に充実していて、一頃のビジネスクラス並といった感じでした。あと印象に残ったのは天井の高さ。

細かいことだけ書いてきましたが、海外旅行は情報のディテールが大事ですからね。
今度ホアヒンに行くなら、軽トラックタクシーを使わずにタウンに出られるヒルトンかマリオット。バンコク泊を飛ばして、空港からホアヒンまでタクシー直行というのを試してみたいと思っています。

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