2024年も実務家教員として
2022年度4月から2年間、実務家教員として、埼玉工業大学 工学部 情報システム学科の非常勤講師の立場で、2年生の情報システム実習(必須科目)を担当しています。
2021年度後期で、社会構想大学院大学 実務家教員養成課程で半年間学びました。そして、JREC-IN から応募し、非常勤講師の機会をいただいています(社内で兼業申請済)。
大学・高専において、実務家教員の存在は、重要な位置づけとなりつつあります。
実務家教員は業界での実際の経験を持っているため、理論だけでなく実践的な知識も学生に提供できるため、学生は単に教科書の内容を学ぶだけでなく、現場で即戦力となるスキルと知識を習得するといったメリットなどがあげられています。
私が担当している授業(情報システム実習)では、学生が情報関連の分野を個別の知識として修得するのではなく、学生が各々の関連性を意識しながら、IT機器(パソコン)を活用し、実務経験を活かし、体系的学ぶための実習授業の設計と実践に関する成果について、発表を行う形式をとっています。
実習授業の概要と全体設計
AIやIo、ビッグデータ等の活用によるデジタル化や5G等の進展や利用用途の多様化が進んでいる中、「クラウドコンピューティング」「IoTネットワーク」、「5Gネットワーク」を中心に、パソコンを活用し、Microsoft PowerPointや指定のアイコンを活用し、利用別のシステム構成図作成等による実習を通じて、クラウドやネットワークに関する基本的な技術やそれらを組み合わせた利活用モデルについての知識を取得するという授業モデルで実施を行っています。
まだ2年と経験値は浅いですが、急激なデジタル社会への変化に対応する実践的な教育というのは求められているという印象は持っています。
2024年は更新がされれば、3年目の実務家教員になります。
50代という次の世代にバトンタッチしていくという年齢に入り、実務家教員として教育現場に貢献し続けていくことができたらと考えています。