家計金融資産の状況は? 〜政府の資産所得倍増分科会から
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政府の新しい資本主義実現会議では2022年10月17日、「第1回資産所得倍増分科会」を開催しました。
本分科会の資産所得倍増に関する基礎資料集から、家計金融資産の推移や国際比較、世代別保守等の状況について、とりあげたいと思います。
家計金融資産の推移で2000年から2021年末までを見ると、米国・英国ではそれぞれ家計金融資産(現金・預金、債券、株式等)が3.4倍、2.3倍へと伸びているが、日本では1.4倍の増加にとどまっています。
家計金融資産の推移
出典:第1回資産所得倍増分科会 2022.10
家計金融資産の構成の国際比較をみると、日本の家計金融資産は現預金が過半を占め、欧米と比較して有価証券の占める割合が低くなっています。
家計金融資産の構成の国際比較
出典:第1回資産所得倍増分科会 2022.10
日本の家計金融資産の世代別保有では、日本の家計金融資産については、60代以上の保有比率が6割を超えています。
家計金融資産のうち高齢者世帯の現預金が3割を占めています。
日本の家計金融資産の世代別保有
出典:第1回資産所得倍増分科会 2022.10
日本の家計金融資産の世代別保有
出典:第1回資産所得倍増分科会 2022.10
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