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自動運転に使われる技術やシステムと事業化までのプロセス

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経済産業省は2021年4月30日、令和2年度自動走行ビジネス検討会報告書「自動走行の実現及び普及に向けた取組報告と方針Version5.0」を公表しました。

報告書のポイントは、

①無人自動運転サービスの実現及び普及に向けた次期プロジェクト工程表
②実証実験の実施者の協調による取組の推進

などが中心となっています。

この中から、自動運転に使われる技術やシステムと事業化までのプロセスについて、とりあげたいと思います。

自動運転は、様々な技術、システム、インフラを組み合わせて、人間が行っていた認知、予測・判断、操作を代替するものです。代替が難しい部分を、遠隔での監視/操作で補完するケースもあります。

走行環境、運行形態に応じて、また技術開発の進展、コストを踏まえ、最適な組合せ方を検討する必要性も指摘しています。

スクリーンショット 2021-05-11 16.15.57.png

出典:経済産業省 2021.4

無人自動運転サービスは確立されたものではなく、事業化に向けては、適宜見直しはありながらも

①ユースケースの設定
②走行環境や運行条件の設定
③車両技術、システムの開発や選定、インフラ、周辺技術の開発や整備
④シミュレーション、テストコース、公道での技術実証
⑤サービスの実証

といった一連のプロセスが必要としています。

スクリーンショット 2021-05-11 16.16.44.png

出典:経済産業省 2021.4

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