「スマートシティガイドブック」の更新版について
内閣府は2021年4月9日、「スマートシティ・ガイドブックの更新版」を公開しました。
政府では、統合イノベーション戦略2020等に基づき、Society5.0の総合的ショーケースとしてスマートシティの取組を推進しています。
新型コロナウィルス感染症を契機としたデジタル化や、AI、IoTをはじめとする各種技術開発が急速に進展する中、これらの技術をまちづくりに取り入れ、市民生活の質、都市活動の効率性等の向上を図ることが重要となっています。
スマートシティは、今後のまちづくりの基本となるべきテーマで、全国多くの都市・地域においてスマートシティの取組が進められることが期待されています。
内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が合同でスマートシティに取り組む地方公共団体、公民連携の協議会等を支援するため、先行してスマートシティに取り組む地域における事例等を踏まえつつ、スマートシティの意義・必要性、導入効果、及びその進め方等について、ガイドブックとしてとりまとめまています。
スマートシティとは、
新技術や官民各種のデータを活用した市民一人一人に寄り添ったサービスの提供や、各種分野におけるマネジメントの高度化などにより都市や地域が抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける持続可能な都市や地域
を指しています。
全体のイメージ図は以下のとおりです。
出典:内閣府 スマートシティガイドブック 2021.4
スマートシティに取り組む上での基本コンセプトは、市民(利用者)中心主義などの3つの基本理念、公平性,包摂性の確保などの5つの基本原則でまとめています。
出典:内閣府 スマートシティガイドブック 2021.4
スマートシティの類型は、対象エリア、目的、取組内容や中心的な役割を果たす主体等により様々な形が考えられ、本ガイドブックでは行政主導型とエリアマネジメント型でまとめています。
出典:内閣府 スマートシティガイドブック 2021.4
スマートシティの実現に向けて、何に取り組み、何に留意する必要があるか、時系列ごとに整理しています。
出典:内閣府 スマートシティガイドブック 2021.4