「オープン化戦略」で成功している事業モデル
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経済産業省は2020年1月16日、「第15回 産業構造審議会 産業技術環境分科会 研究開発・イノベーション小委員会」を開催しました。
技術公開などの支援を通じてオープン領域の参入を促し、市場全体を活性化させる一方で、秘匿・知財化で守るコア領域において利益を確保する、「オープン化戦略」を有効活用した事例を紹介しています。
①国際分業の促進
インテルの場合はチップとCPUをコア領域とし、コア領域以外の価格競争を促進するため、PCIバス・プロトコル等をオープン化してモジュール化を促しています。
②プラットフォームの形成
アップルはiOSやiPhoneをコア領域とし、アプリの多様化を促進し、iPhoneの価値を高めるため、API等をオープン化してアプリ開発者の大量参入を促しています。
③共同体制の構築
ダイキンはエアコンをコア領域とし、協業して環境性能の高いエアコン市場を拡大させるため、製造方法などをオープン化してR32のデファクト化を促しています。
出所:経済産業省 2020.1
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