進む企業のAI/IT人材の不足、2025年には約45万、2030年には約57万人の需給ギャップ
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経済産業省は2020年1月16日、「第15回 産業構造審議会 産業技術環境分科会 研究開発・イノベーション小委員会」を開催しました。
今回は、AI/IT人材の不足とその背景を中心に紹介をしたいと思います。
第4次産業革命によって、付加価値を生み出す「仕事」が大きく変化し。IoTやAIを使いこなし、新ビジネスを創造する新たな人材像を再定義するとともに、経済を引っ張っていくトップ人材等の育成の拡充と、ミドル人材のスキル転換、ITリテラシーの向上、海外人材の確保などを進めていくことが必要と指摘しています。
AI/IT人材2025年には約45万の需給ギャップ、2030年には約57万人の需給ギャップが生じると予測しています。
出所:経済産業省 2020.1
諸外国と比べ、知を支えるべき理工系人材は相対的に少数となっています。韓国が63%に対して、日本は23%となっています。
出所:経済産業省 2020.1
海外と比較して、日本は高スキルな技術者に対する賃金のスキル弾力性が著しく低いため、AIやR&Dに関するスキル習得を行う経済インセンティブが極めて低調となっています。理工系人材の比率が低いのも、こういった給与などにおいて相対的に低い技術習得インセンティブが背景にあると考えられます。
出所:経済産業省 2020.1
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