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デジタルスマートシティとクルマ内外のインテリジェント化

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経済産業省は2019年4月8日、「第3回 自動車新時代戦略会議」を開催し、クルマの新たな社会的価値将来の社会像や将来モビリティ社会構築に向けた当⾯の取組みなどについて、議論・検討を行っています。

将来の社会像、当⾯の課題、取組の⽅向性(案)として、社会像としては以下の3点をあげています。

・低炭素・分散・強靱な⾃動⾞・エネルギー融合社会
・移動弱者ゼロ化、豊かな移動による豊かな地域社会
・渋滞等の都市問題解決、効率的デジタルスマートシティ

この中から、「渋滞等の都市問題解決、効率的デジタルスマートシティ」に焦点をあてて、整理してみたいと思います。

デジタルスマートシティの実現にあたっての課題では、⾞⾞・路⾞間等のデータ通信環境(インフラ・セキュリティ等)の整備や、⾞の内外に跨がるデータ連携基盤の構築をあげています。

これらを踏まえ、取り組みの方向性としては、サイバーセキュリティに係るガイドライン策定と国際標準化や、交通事業者を含む都市交通データの連携・活⽤ルール等の検討開始、ダイナミックマップの⾼度化の取り組みなどを示しています。

デジタルスマートシティについては、以下の図でまとめています。

クルマのコネクテッド化・⾃動化の進展に伴って、クルマから取れる多様なデータが都市の情報ネットワークに接続し、都市のインフラなど、「クルマの外」のインテリジェント化とも相俟って、モビリティ関連データが⾃動⾞周辺サービスや医療、観光、⼩売等の幅広い異業種で活⽤され、モビリティ起点での都市機能⾼度化が進んでいくとしています。

スクリーンショット 2019-04-09 12.09.38.png

出所:経済産業省 第3回 自動車新時代戦略会議 2019.4.8

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