オリンピック・パラリンピック競技大会での公共交通分野におけるオープンデータ活用事例について
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政府のIT総合戦略本部のデータ流通環境整備検討会は2016年10月14日、「オープンデータワーキンググループ(第1回)」を開催し、【オープンデータ2.0】における強化分野に係る取組みや、主要省庁からの事例紹介、地方展開及び海外との連携について検討を進めています。
今回は、オリンピック・パラリンピック競技大会での公共交通分野におけるオープンデータ活用事例について、ご紹介をしたいと思います。
2012 オリンピック・パラリンピック ロンドン大会でのオープンデータの取組みでは、オープンデータ等の取り組みに加え、交通行動変容を促したことで、オリンピック期間中のピーク時における通常の交通需要の20%削減を実現し、全体として大規模な交通需要に対応しています。その結果、94%の市民が、ロンドン交通局は大会の交通をうまく管理したと回答しています。
出所:IT総合戦略本部 オープンデータワーキンググループ(第1回) 2016.10
2016 オリンピック・パラリンピック リオデジャネイロ大会ででは、鉄道、地下鉄、BRT(Bus rapid transit, バス高速輸送システム)等の公共交通機関などのリアルタイムデータを取得できるAPIを公開し、これらのデータを活用して、バリアフリーや交通・観光支援など
様々なアプリが提供されています。(リトアニア、オーストラリア等、ブラジル国外の企業もアプリを提供)
また、オリンピックの交通に関するアプリコンテストも実施しています。
http://transportchallenge.rio/
出所:IT総合戦略本部 オープンデータワーキンググループ(第1回) 2016.10
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