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人工知能(AI)の普及におけるタスク量の変化と雇用への影響

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総務省は2016年7月29日、「情報通信に関する現状報告」(平成28年版情報通信白書)を公表しました。

特集テーマが「IoT・ビッグデータ・AI ~ネットワークとデータが創造する新たな価値~」となっていることから、IoT・ビッグデータ・AIを中心としたテーマが多く盛り込まれています。

今回は、人工知能(AI)の普及におけるタスク量の変化と雇用への影響に焦点をあててみたいと思います。

白書では、AIの業務効率・生産性の向上効果により機械化可能性が高い職種のタスク量が減少していく一方で、AIの新規事業創出効果により新しく創出される職種のタスク量が増加していくとしています。

AIの導入・利用拡大に伴う『AIを導入・普及させるために必要な仕事』と『AIを活用した新しい仕事』の2種類の仕事により、タスク量が増加していく流れが進んでいくとしています。

その結果、一部のタスクのみがAIに取って代わられる「雇用の一部代替」、AIと一緒に働く「雇用の補完」、産業競争力への直結による「雇用の維持・拡大」、そして、「女性・高齢者等の就労環境の改善」などの雇用の影響をあげています。

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出所:総務省 情報通信白書2016

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