クラウドによる業界融合と人脈形成
クラウド関連の取り組みや活動を始めてから、様々な業界や立場の方と接点がもてるようになりました。
数年前までは、主にネットワーク関連の仕事が中心であったため、ネットワーク周辺のベンダさんとの接点やアカウントしている営業のお客様が中心で、あまり広がりを感じることはありませんでした。
しかし、クラウドがきっかけとなり、業界関係者が融合する雰囲気やエコシステム、そして人脈のつながりを強く感じるようになりました。
人脈形成においては、たとえば、
- ソーシャルゲームなどC向けにサービスと提供している事業者や開発者
- クラウドサービスを提供するマーケティング担当者やエバンジェリスト
- クラウド関連のユーザ会などの開発者やエンジニア
- データセンター関係者(ゼネコンなど)
- 企業経営者(主に中小企業)
- 学会関係者
- 各種クラウド関連研究会関係者
- R&D(研究開発)関係者
- 投資会社関係者
- シンクタンク関係者
- コンサル会社関係者
- 各種団体関係者(商工会議所、ITコーディネーターなど)
- ソリューションベンダー(プライベートクラウド等の提供事業者)
- 情報システム担当者(これまでのネットワーク関連とは異なる)
- 政府関係者、自治体関係者
- スマートシティ、スマートグリッド関係者
- 出版社の編集者、新聞・雑誌などの記者
などです。これからの流れの後押しをしているのは、ソーシャルメディアというツールの充実は言うまでもないでしょう。
クラウドというテーマは多岐に渡るため、様々な切り口が求められます。業界関係者の業務や立場によって、視点を変え、話し方を変えていく必要があります。クラウドは様々な関係者が集まる交差点やハブとなっており、クラウドを共通のテーマとして、議論を深め、交流を深めることができます。こういった営みを通じて、例えば、自動車業界とクラウド事業者との提携など、業界の融合が進んできていると考えられます。
そして、クラウドの流れの一つの中で、クラウドを積極的に推進する流れと、クラウドの潮流にややネガティブな意見を持つ流れに大きく分かれます。クラウド関連に身をおく人たちは、競合会社であっても、共同で勉強会やセミナーを自主的に開催するなど、競合であっても横のつながりが強く、クラウド全体のエコシステムを形成しようという気概が感じ取れます。
クラウドの潮流は、業界融合、新たな人脈形成、そして業界全体のエコシステムを創り、社会全体の最適化に進んでいくという感じがしています。定義はいまだあいまいながらも、業界や社会における大きなパラダイムシフトを創り出していると言えるでしょう。
※担当キュレーター「わんとぴ」
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