GIEシンポジウム"Asian Cloud Manifesto-Cloud Computing, Asian Growth, and Regional Integration"に参加して #GIE_cloud
11月15日、GIEシンポジウム「「"Asian Cloud Manifesto-Cloud Computing, Asian Growth,
and Regional Integration"」に参加をしてきました。
今回のテーマはクラウド政策が柱で、開催趣旨は、
というものでした。
コメンテータとパネリストは以下のとおりです。シンガポールや韓国といったクラウド政策に関与している方々が参加されていたのは、印象的でした。
コメンテーター
Craig Mundie 氏 (Chief Research and Strategy Officer Microsoft Corporation)
KIM KWANGSU 氏 (Director, Privacy Protection and Ethics Division, KCC (Korea
Communications Commission))
Dr Chung PEICHI 氏 (Assistant Professor Communications and New Media Programme
National University Of Singapore)
石井登志郎 氏 (衆議院議員)
内海 善雄 氏 (前ITU事務総局長)
加藤 嘉一 氏 (北京大学 リサーチャー)
谷脇 康彦 氏 (総務省情報通信国際戦略局情報通信政策課長)
山田 肇 氏 (東洋大学経済学部総合政策学科教授)
國領 二郎 (慶應義塾大学総合政策学部長) 〈順不同〉
モデレーター:
金 正勲 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授)
シンポジウム中につぶやいた内容をここでご紹介したいと思います。
参加中。。 RT @kimkeio: 本日16時からの国際シンポ「Asia Cloud Manifesto」のハッシュタグ→ #GIE_cloud ユーストリーム→http://bit.ly/9gXlZm
慶応大学の金先生より、Asian Cloud Manifestoの話。 #gie_cloud
アジアクラウドアカデミックフォーラム(仮称)の話。 制度設計やフレームワーク。アジアだけでなく世界に。 #gie_cloud
パネルディスカッション開始。シンガポールの政策。 #gie_cloudhttp://twitpic.com/371bbh
シンガポールのクラウド政策の話。データセンターをアジアのハブに。多国籍企業の支援。アジア市場進出のためシンガポールに進出している企業が多い。多国籍企業間での協調。政府の仕組みで支援。#gie_cloud
韓国のクラウド推進計画の話。Cloud Service Promotion in Korea#gie_cloud
韓国はクラウドで2014年でもっともベストな国に。公共分野で利用し、運用経費を2015までに50%削減。2014年までに300あるすべてのを基盤に統合。クラウド技術の研究開発。グリッドベースのシステム。コアは仮想化など。多国籍企業間の協調など。 #gie_cloud
韓国のクラウド政策。中小企業への普及。制度設計。セキュリティガイドライン。エコシステムの形成。国際協力など。#gie_cloud
総務省の谷脇課長によるスマート・クラウド戦略の話。クラウドを使いやすいブロードバンド環境。クラウドをきっかけにICTの利活用。企業の枠、異業種が連携して知識が集積し、価値を生み出す。利活用戦略。技術戦略。国際戦略。 #gie_cloud
利活用戦略。教育分野。医療分野。社会インフラの高度化。スマートグリッド。エネルギーと情報の統合。ほかの企業とコラボレーションのためのクラウド。技術戦略は、R&D。標準化。ユーザセントリックな最低限の標準化。SLAやセキュリティレベル等の共通のものさし。連携。#gie_cloud
国際戦略。日韓クラウド対話。日米インターネットエコノミー政策。APECの沖縄宣言でははじめてクラウドがとりあげられた。データのボーダレスな流通。アジアクラウドマニュフェストのような対応の必要性。 #gie_cloud
東洋大学の山田先生の少し学術的な話。以前、論文で読んだ内容です。セキュリティのレベル設定や確率論の話。 #gie_cloud
前ITU事務総局長の内海氏のお話。マルチメディアやニューメディアや過去のいろんなキーワードが話題となってきた。クラウドのサービスの本質はこれまでの全く変わっていない。クラウドサービスは無料なので、自然と使っている。危険と不安。 #gie_cloud
最後に、北京大学のカリスマ留学生で中国で最も有名な日本人といわれる 加藤 嘉一 氏のお話は、途中で電源切れでつぶやけなかったのですが、ポイントは、中国のネット人口は4.5億人で、ネットが政策に大きな影響を及ぼすようになったということです。
クラウド政策で個人的に注目しているのは、シンガポールと韓国の取り組みです。シンガポールは、クラウドサービスの提供においてアジアのハブとなっており、積極的な外資系事業者の誘致を政策的実施しています。また、韓国も目標設定も高く、非常にスピード感をもって政策を進めているという印象でした。
クラウドがこの先浸透していくと、ユーザの視点や産業の視点などいろんな目線での対応が必要ですが、クラウド政策の推進は、今後の日本の国際競争力の視点で非常に重要になっていくと考えられます。アジアの中のクラウド分野で日本どの程度のプレゼンスを発揮できるか、今後の政策の動向が注目されます。