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地域Twitterでの北海道と九州の取り組み例

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9月18日からシルバーウィークが始まり、ツイートを見ていると、いろんな観光地を訪れ、楽しんでいる様子が伺えます。時には写真をアップしたりしているので、皆さんの旅行の思い出を少しおすそ分けしてもらっているようにも感じています。

ここ数カ月、地域の活性化に向けてツイッターが注目され、新聞などで取り上げられるケースが増えてきました。特に全国紙の地方版での掲載もよく目にするようになりました。昨日、19日(日)の毎日新聞の地方版(北海道)にも地域ツイッターに関する記事が掲載されていました(関連記事)。

観光等のPRで効果を出し始めている「陸別町」の事例や、全国の自治体59が掲載されている「がばったー」が紹介され、最後の成功への課題の中では、フォロワーを増やすためには、「人間味あふれる存在」をつくることが重要であると指摘しています。以前、全国の自治体のツイッターアカウントを整理したのですが、やはり、北海道や青森県や秋田県横手市など、北のほうが多いという印象です(関連ブログ)。

そして、九州で最近話題を振りまいているのは、佐賀県武雄市の市長のつぶやき、そして「ツイッター学会」の取り組みです。9月1日からは市職員の390人のほとんどが、ツイッターのアカウントを取得し、行政サービスへの対応を始めています(関連記事)。

また、あすラボが、Twitterで地域貢献できるWebサイト「ロコラボ」を開設し、その第一弾として宮崎県版「ロコラボ宮崎県」を2010年9月16日より開設しています(関連記事)。

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主な特徴としては、「グルメ」や「特産品」「名所」など、投稿された情報をジャンル別に表示するページが用意され、キーワードを一目で把握できるタグクラウド機能がついています。そして、サイト上の広告枠販売収益のショッピング経由アフィリエイト報酬の50%やが地域づくりを目的とした「ロコラボ基金」に積立てられ、100万円に達した時点で、特設ページを開設し、アイデア出しや投票など、利用者が主体となって基金の活用方法を決定するとのことです。地域への貢献を意識した、地域ツイッターの活用がどこまで浸透し、宮城県以外にも広がりを見せていくのか、注目されます。

今回の地域ツイッターの事例はほんの一例に過ぎませんが、各地で、様々なサービスや団体やイベントとの連携など、様々な試みが始まっています。引き続き、折を見て、地域活性化に向けた地域ツイッターの取り組みを整理していきたいと考えています。

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