ブログは専門性、Twitterは人間性を表現するツール
私自身、ブログは毎日投稿し、ツイッターも始めてから毎日つぶやいています。ブログは連続投稿は1,000日を超え、ツイッターの連続つぶやきは250日前後(合計約2,750ツイート)です。
先日、ツイッターの本を書かれた方とお話をする機会があったのですが、その方はツイッターを始めてから、ブログをほとんど書かなくなったということをお聞きしました。これまで、ブログなどやいろんなメディアに露出して知名度もあったため、ツイッターでうまく軌道にのり、ブレークすることができなのではないかと思っています。
オルタナティブ・ブロガーであり、ループスコミュニケーションズ社長の斉藤さんのブログ「ループスのB2Bフリーミアム・モデル ~ 自社ソーシャルメディア活用とその効果を公開します」の内容は大変興味深いものでした。その中で最も印象に残った文言をご紹介しましょう。
ビジネスパーソンにとって,ブログは専門性を,ツイッターは人間性をアピールする最高のセルフ・ブランティング・ツールであり,人脈開拓ツールだと思います
まさにそのとおりだと思います。私はブログにおいて、「情報通信政策」や「クラウド」それから「スマートグリッド」、「電子書籍」、「ソーシャルメディア」などを中心に書いています。できるだけテーマはバラバラにならないように、絞っています。その理由は、できるだけ自分の得意分野に「タグ」をつけ、自分の専門性を伝えていくためです。
一方、ツイッターの場合は、意識的にテーマを絞って、つぶやくということはあまり意識せず、むしろ、人のつぶやきを読んだり、情報の発信したりと、つぶやきのプロセスの中で人とのコミュニケーションを大切にしています。
昨日、書いたつぶやきの中で、結構反響が大きかったつぶやきをご紹介しましょう。
Twitterは自分の視点を変える訓練になると思います。流れてくるTLに対して視点を移動しない(できない)人は何が面白いのだろうと思ったり、反論ばかりしたくなって逆にストレスを感じるのかなと思います。
ツイッターは人間性がよく見えます。いつも前向きな人、従来の考え方から抜け出せない人、読むだけの人、反論や不満ばかりをつぶやく人、自己啓発関連のことをつぶやく人、いつも感謝の気持ちをつぶやく人、本当に様々なつぶやきをしています。つぶやきの内容を見ていると、なんとなくその人の人柄、人間性がよく見えてきます。ある方がツイッターの中で「ソーシャルメディアで徳を積み重ねる」といった趣旨のつぶやきがありました。日本人は徳を積むことをこれまで得意としてきており、そういった意味でツイッターは日本人の人間性を表現するツールに向いているのかもしれません。
ブログとツイッターはそれぞれ長所がたくさんあります。斉藤さんがまとめているように、
ブログは専門性、ツイッターは人間性を表現するためのツールであると考えることができるでしょう。ブログとツイッターが、相乗効果をもたらし、最高のパーソナルブランディングを作り上げていくと確信しています。そうなるために、これからもソーシャルメディアは積極的に活用していきたいと考えています。