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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

クラウドの本を7冊読みくらべしてみました

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ここ最近、クラウドコンピューティングの本が立て続きに出版されていますが、すべて購入して一通り読んでみました。それぞれが、違った視点でクラウドコンピューティングを捉えているところが大変興味深いところです。そのポイントを少し整理してみたいと思います。

   

まず、自分の本の宣伝で恐縮ですが、最初に企業ユーザーの事例からはじめています。クラウドの全体像を網羅しながら、コンピューター書というよりも、企業経営などのビジネス書として位置づけをしています。

 

以下発売日順に紹介したいと思います。

   

グーグル戦略など、シリコンバレー等現地ならではの情報を提供しており、クラウドだけでなく、ITの未来も展望した示唆に富んだ本だと思います。これからのIT市場のトレンドを見る上でおすすめです。

   

入門書とあるように、図解をとりいれながら、クラウドコンピューティングをわかりやすく説明した本だと思います。どちらかというとコンシューマーの利用としてクラウドを考えている人におすすめです。

   

クラウドの本の中で一番売れている本であり、網羅性も高く、市場のトレンドを細かく分析されている良書だと思います。クラウドの内容が10月末までしかないのが非常に残念ですが、IT業界の方や、クラウドに対してビジネスの可能性を感じている人にとってはおすすめです。

   

ウェブ2.0の先と書いているように、コンシューマーユーザのウェブの視点、そしてiPhone等の端末からの視点でクラウドをとらえています。比較的初心者の方にとっても読みやすく、クラウドだけでなくインターネット世界の全体像を整理したい人にとっておすすめです。

   

昨年の12月に発売された日本人の初のクラウドの本です。クラウドコンピューティングをAmazonの事例や使い方を解説しています。クラウドを使ってサービスを提供しようと考えている人にとっておすすめです。

   

昨年10月に発売された本ですが、今でも根強くAmazonのランキング上位に顔を出しています。クラウドコンピューティングを「巨大な発電所」と表現されたのは、当時読んだときに「なるほど」と興味深く読ませていただきました。クラウドの本質を理解されたい人にとっておすすめの本です。

 

そして、3月には19日にはエリック・松永さんの「クラウドの幻想」が発売される予定です。こちらも楽しみです。

   

以上、ざっとクラウドの本をそれぞれの特徴を解説してみました。驚くことに、それぞれの本が内容が大幅にかぶることなく、お互いの領域を尊重しながら、書店に並んでいるような気がしています。クラウド関連の本が書店で総じて好調なのは、多くの人が何冊も購入して読み比べているのかもしれません。

 

そういった意味でクラウドコンピューティングは、今も現在進行形で進化しており、非常に奥の深いテーマと言えるのかもしれません。

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