Web2.0は終わったか、それとも次のステージか?
「Web 2.0 Expo」が4月22日から開始されています。今年はあまりニューサイトにも取り上げられてないので注目度も低いのでしょう。23日(米国時間)の基調講演では、ITproやマイコミ等の記事を読むと、Tim O'Reilly氏が以下のように述べられています。
企業にとってのWeb 2.0の適用とは,ユーザーの集合知によって,企業の行動やあり方を変えることだ
Web 2.0とは単なる技術の流行ではなく,長期的な社会の変化を指すようになった
企業のバックオフィスをユーザー(の知恵)に開放できるかどうかが,これからの企業の優劣を左右するだろう
Web 2.0による変革は,もう終わりだろうか。そうではない。我々にはまだ,やるべきことがあり,機会がある
Tim O'Reilly氏の言葉には、やるべきことを3つあげています。
- Enrterprise2.0
- クラウド・コンピューティング
- モバイル
です。
あまり目新しい技術のキーワードを使って、新しい発想を伝えている感じはしませんでしたが、「集合知」の適用対象にの社会全体への拡大を強調している点は印象的でした。
私のブログのタイトルは「『ビジネス2.0』の視点」、そしてサブタイトルが「Web2.0をビジネス、社会の力に! ICTを日本の力に!」です。既にブログを書き始めてから、1年以上経っていますので、タイトル的にもやや古いかなという感じはあります。
ただ、Tim O'Reilly氏がWeb2.0を企業への適用や社会への変化への対応を語っているところを見て、「Enrterprise2.0」より領域が広いと勝手に思っている「Business2.0(ビジネス2.0)」のブログのタイトルを続けてもあと少しは大丈夫かなと思うところでもあります。
Web2.0がやっぱり終わったのか、それとも次のステージに移ってやるべきことがあるのか、これからの動向にウォッチしていきたいと思います。