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今年の夏祭りと花火大会の中継はコンシューマの力で

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7月になるとそろそろ夏祭りや花火大会のことが気になり始めます。毎年地元の花火大会の日は、家族4人で昼間は出店や神輿を見て回り、そして夜は花火を近くで見るというのが1年間の中でも楽しみのイベントの一つです。

 

Web2.0が普及してから最初の夏

昨年のはじめぐらいからCGMやマッシュアップそしてロングテール等というWeb2.0のキーワードが注目を浴び、今はドコモ2.0とも言われるように一般のユーザにも浸透しつつあります。そういった意味で今年はWeb2.0というキーワードが一般的に認知された最初の夏でもあると考えています。


日本列島を動画で埋め尽くす

今年の4月、桜が満開の季節にワッチミー!TVが「列島桜中継2007」を立ち上げました。桜の動画(MOVIE)を投稿すると、開花状況を示すアイコンが日本地図に表示されます。そしてコンシューマが投稿した桜の動画で日本列島を埋めつくしていきました。夏になれば、もっと違うオリジナリティのある地域コンテンツで日本列島を埋め尽くすことができるでしょう。

 

夏祭りと花火大会の全国コンテンツプラットフォーム

今年の夏も同様、日本全国各地で夏祭りと花火大会が催されます。多くの人は写真やビデオカメラを持ち、祭りや花火大会の様子を記録に残すことと思います。そんな人たちが、自分たちが撮った動画を持ち寄って、インターネットに投稿し、そして日本列島が夏祭りと花火大会で埋め尽くすことができたらどうでしょうか? コンシューマの力によって日本全国の「夏祭りコンテンツプラットフォーム」や「花火大会コンテンツプラットフォーム」ができあがるかもしれません。

 

柔軟な著作権でさらに

さらに、作品に柔軟な著作権を定義するライセンスを提供するクリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)を利用すれば、お互いのコンテンツを活用しあって、プロシューマーやCGMプロデューサーの力により草の根コンテンツからトランスフォームし、地元のテレビ局やCATV事業者もほしくなる商用コンテンツにも進化していく可能性も考えられます。

 

夏祭りや花火大会は貴重な地域のキラーコンテンツ

地域の夏祭りや花火大会は、地域の特徴をよく表現しています。祭りの雰囲気も、神輿の形も違います。夏祭りや花火大会は1年に1回程度しか見せることのできない貴重な地域のキラーコンテンツとなります。だからこそ、その地域コンテンツをその場で終わることなく、日本列島の多くの人と共有し共感していくことがお互いを刺激し合い地域そして日本を元気にしていくことに結びついていくのはないかと感じています。

 

今年の夏も暑い夏を迎えます。暑い夏に負けずに、夏祭りや花火大会に足を運び、楽しく有意義な夏を過ごしていきましょう!

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