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小学生の頃に書道をやっていました。
楷書までしか習いませんでしたが、
準三段までいただいた記憶があります。
半紙には表と裏がありまして、表はつるつるしていて書きやすく、
裏には書きにくいという性質があります。
この性質は、紙を漉くときにできるものです。
網のようなもので繊維を漉しとる作業をするときに
網側に来る面はざらざらになり、反対側の面は網と触れないので
表面が荒れないからです。
半紙を代表として和紙の多くは網を1枚使って下から
繊維が溶けた溶液を掬い上げて作ります。
一方、コピー用紙は網を2枚使って両側から挟んで
作られるそうです。その網を工夫することにより、
両面がつるつるなコピー用紙ができあがるとか。
両面ともにほとんど性質が違わないコピー用紙ですが、
聞いたところによると一応表面があるそうです。
表が上に来るように包装してありますので、
包装紙を破る前であればどちらが表かわかります。
包装紙を破いてしまった後の場合、
紙を何枚も重ねて角を触るとわかります。
コピー用紙をA4サイズなどの定型にカットする場合、
表面を上にして裁断します。
裁断機の刃は上から下に押し切るように入れるため、
表側の断面は丸くなり、裏側の断面は反り返っているため、
指先では尖って感じられます。
1枚1枚になってしまったコピー用紙の表裏は
なかなか見分ける事ができませんが、まとまって置いてあるコピー用紙は
この方法を使えば表裏を確認して使用できます。
という話になったのも、高校の恩師の話を思い出したからでした。
ある就職の面接で、面接官1人に対して学生が5人集まりました。
部屋に通されると、机に真っ白な紙と鉛筆が5箇所に置いてあり、
「座って名前を書いてください」と言われました。
そのまま5人とも紙に名前を書くと、面接官が
「あ、裏返してください」と言いました。
裏には、表側に透けないような薄いインクで
「名前: 」
と、印刷してあったそうです。
伝え聞いた話ですので、その面接で採点されたポイントが何なのかはわかりません。
ひょっとすると驚きの事実に向かい合ったときのリアクションを見たのかもしれませんし、
誰かが先に裏を見て名前欄に名前を書き始めたときに、
それをカンニングして真似るか否かを採点したのかもしれません。
はたまた紙の表裏を判別する知覚能力が求められていたのかもしれません。
これは「一目見て表か裏かわからない」ような紙だからこそできたテストです。
プリンターの説明書にも写真用の光沢紙を使う場合でなければ
「表を上にしてセットしてください」などとは書かれていません。
今後もコピー用紙の表裏も識別する必要性はほとんど無いと思います。
表裏を意識することなく利用できるようになるまで
品質を高めて来られた製紙業界の方々の努力に畏れ入りました。
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