私がムズムズすることです。メールや資料に意図せずして残ってしまったコメントを受け取ることです。

効率重視という意味でなく、ある一定以上の内輪な人しか参加しない会話ではすべてのお客様を敬称で呼ぶ必要はないと思います。それはメールや資料でも同じです。とはいえ何らかの事故やミスに近い形で、自分自身がお客様と言われる立場で呼び捨てにされているところを見ると「失礼」という感じはまったくなくて、ムズムズしてしまいます。

大して立派な人間でもないのに社会の儀礼として様付けなどの敬称で呼び/呼ばれるわけですが、社会人になりたての頃はなんだかムズムズしましたよね。それが相手方の素を垣間見ることで、改めてその頃に感じたような「敬称で呼ばれる」ということのムズムズさが復活してくるような気がします。

その一方、相手の方が非常に真剣に仕事に取り組んでおられるような実直な文言を見ることがあると頭が下がります。社内でのやり取りがうっかり流れてきてしまうことそのものはミスですが、垣間見えるというのは嘘っぽさがなくて良いですね。もちろんテクニック的に敢えてccを外し忘れるというステマっぽいやり口があってはならないと思い、騙されないように注意をしているつもりです。

同人活動で腕を鳴らしておられる方がいらっしゃいましたら、資料の裏に上手な絵でも書いたものを忘れると印象が良くなるかもしれません。うまい絵は「会議中になにしてんだ」という重要事項を忘れて人を感動させる力を持っていると思います。

yohei

田中さんと大木さんのこちらのエントリを拝見し、当社の正面玄関の入口ドア付近でコートを脱いでいた学生さんを思い出しました。

ビジネスマナー上はNGでも、室内でコートを着るよう勧めるのはとてもハートフルな対応だと思った。:田中淳子の”大人の学び”支援隊!:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/tanakalajunko/2012/01/ng-3ce3.html

就活生のお行儀:「走れ!プロジェクトマネージャー!」:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/tooki/2012/01/post-1414.html

ビジネスマナー上はコートを脱いで入っていくほうが間違いがないとは思いますが、自動ドアの両サイドに、お寺の仁王像のように左右に学生さんが立っているとなんだかこちらが「すみません」といって通りたくもなるものです。しかもコートを脱ぐのになんでこんなに手間取っているんだと思って見てみるとヘッドフォンのコードを巻いていたり、場所が間違っていないか地図を再確認したりとなかなか直前まで引っ張るものですね。そのあたりは駅から降りたで済ませておかないんでしょうか?

また、以前に一度就職セミナーに手伝いで入ったことがあります。過去にその様子を書いたエントリはこちら。

いまいち萌えない娘と就活でいまいちパッとしない学生の共通項:一般システムエンジニアの刻苦勉励:ITmedia オルタナティブ・ブログ http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2011/02/post-d3cd.html

  • 他社(しかも競合関係)のクリアファイルを堂々と使う
  • 片手にハンカチを持ったままトイレから出てくる
  • ベルトを直しながらトイレから出てくる
  • ペットボトルを片手に持ったまま受付を来訪する
  • こちらから2メートルくらいのところで立ち止まりコート、カバンを整える

これは建物の中で受付をやった際の感想ですので、最後の「コートを整える」というのはそこまでコートを着たまま来た人が多かったんだなぁと思わされます。これはたくさんの人を見る側になってみるとよくわかる話で、一度にたくさんの人にあったときにコートを脱いできた人と目の前でもぞもぞと脱ぐ人を見せられると明らかに前者のほうがすっきり爽やかに見えます。もちろん個々人の技量等の面は考慮されるべきですが、他人から見られたときにどうかというところを意識できているというのは社会人としてひとつのスキルを身につけているとも考えられます。

(なお、すべての会社が未来永劫に見た目を重視したほうがいいと言っているわけではなく、現時点では日本の多くの会社では他者からの見た目に配慮できる人のほうが対外的にスムーズに仕事をしやすいと考えられるという意味です。30代前半の私ですらこのように感じるのですから、意思決定権限を有する人に多い年配の人となればもっと他社への配慮を重視する傾向にあるといえると思います。そんなくだらないことで才能のある若者が日の目を見られない社会なんてつまらないかどうかという議論は本エントリで議論したいことではありません。)

自分が受付をしているときはさすがに「コートは脱いでおいで」なんていうのは難しいものですが、普通に一社員として出社しているときには軽く一声「お行儀」を伝えてあげたほうがいいかなと思いました。

しかし50メートルくらい手前でクリアファイルに挟んだ当社のロゴ入り地図を見ながら前方不注意で歩いている学生さんを見たときはどうしたらいいんだろうか(笑)

yohei

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以上です。

元データ
yohei

twitterではこのような人のアカウントをそれぞれ1つずつほどフォローしておきたいものです。

  1. トンデモな人 → オーソドックスに宇宙人が神がとか言っている人。ムーっぽい感じの人がgood
  2. 外国の日本人 → 気候・風土もさることながら、時差が違う人が良いです
  3. 研究者・学者 → フォロワーのことを気にせずに専門用語や略語を解説ゼロで連発する人
  4. 過去に大炎上した人 → 今はすっかり大人しくなっていても期待感で注目させられます
  5. まったく乗らない電車の運行情報 → 北海道とか九州とか

というのも、別にネットは広いのについついタイムラインは自分の好きな人ばかりで文化の多様性が云々というわけではありません。最近私がタイムラインを見ていると、ときどきなにも考えずにだらだらとスクロールをしてしまうときが多くなっているように感じます。

それは特に顔写真アカウントの人が多い時間帯には顕著で、現実世界でもよくお付き合いのある知り合いの発言をだらだらと見ていると何を話していても別に良いような安心感とでもいいますか、飲み会中盤のどうでもいい話気分といいますか、そういった感じになって感情の振れ幅がすごく小さくなるような感じを受けることがあります。

そんなときに思い切り価値観の違ったり、ぎょっとさせられてしまったり、というような上の人々の発言が良い感じに入ってくると頭がリセットされます。

特に過去に大炎上した人の発言を見るとき、ついつい「この人はまた危なっかしい要素をはらんだ発言をしていないだろうか」と粗探しをしてしまいます。そうしていると時々その前後で自分の友人が同じような水準の発言をしているときがあります。これは実は自分の友人が危なっかしいことを言っているのに身内の甘さから「これくらい良いじゃん」と許してしまっているのですね。

他にも、自分の知っているようで知らない用語も知り合いが使っていればわかった気になってしまいわざわざ調べたくありません。

知り合いが危ういカルチャーに染まりそうになっていても、手前の所ではなかなか気づいてあげられません。

変な時間に晩御飯だ、おはようだ、と言われると時間認識を新たにできます。

ただし最後の、知らない電車の運行情報はタイムラインの全般に関する「気つけ薬」です。結構ドキッとさせられます。

yohei

23:30
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牛肉(約300g)をトレーから出さないままで日本酒(100cc)をふりかける

 

23:32
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玉ねぎ3個 じゃがいも(中)4個 人参1本をむき終わる。

玉ねぎは切って置いておくとなんたらという揮発成分が増えるとか。じゃがいもは水にさらすとデンプンが抜けて粉っぽさが和らぐとか。人参は知りません。なのでこの順番で処理する。

 

23:45
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鍋で牛脂を炒め始める

 

23:46
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牛肉を投入。炒める。半分ほど火が通って日本酒にたくさん肉汁が溶けこむと怪しい色合いになる。

 

23:48
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野菜を投入。温度が戻ってくるまでしばし待つ。

 

23:54
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みりん80cc醤油120ccを投入。フタをする。

包丁、まな板、ボウルの撤収を完了。これにて実作業は完了。

 

0:06
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完全に沸騰した様子なのでシャトルシェフに移動する。

 

ということで、だいたい25分で実作業が完了、シャトルシェフの保温容器に鍋を移すところまで入れて30分とちょっと、というところでしょうか。ちなみにこんにゃくは明日食べる前に投入予定です。

yohei

「ステマ」を巡る騒動は沈静化とまでは行かないようですが、さらなる活発化まではいかないような踊り場状態というところでしょうか。

2ch「ステマ」戦争 人気板が住民大移動で一気に縮小、その背景の事情と心情 (1/4) - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/13/news070.html

ステマの問題は、企業が糸を引いて組織的に口コミを作り上げることで消費者がそれに騙される形になるという点にあると思います。これについて最近、もっと消費者への直接的な害悪が発生しやすいような悪質な口コミの利用があるのではないかと感じています。

というのもこんな経験がありました。私は今冬の寒さに備えてトヨトミの石油ファンヒーターを買いました。トヨトミの石油ファンヒーターには説明書に書かれていない裏技的な操作があり、その操作を行うことで室温に関係なく燃焼の強さを固定することができます。私はこの機能の存在を2ちゃんねるやその他のインターネット上の書き込みを通じて知り、便利そうなので買いました。実際に使ってみて気に入っています。(と書くとステマっぽいですがトヨトミのステマではありません。ただし私は故郷である名古屋企業を応援する傾向があります。)

通常想定される範囲の「ステマ」ですと商品について「使ってみてよかった」「こんなことに効いた」という範囲でしょう。薬事法等の規制を受ける製品については「※ 個人の感想です。効果は個人差があります」という記載を頻繁に見かけます。

しかし「裏技」に着目してインターネットを見てみると、正攻法での利用に対する感想だけでなく、様々な裏技が紹介されていることに気づきます。その中でも化粧品や健康食品等に関する裏技が多く、何かと何かを混ぜたとか、何物かを塗った上からラップで覆って朝まで寝たとか、そういった使い方を好意的に紹介する口コミが見受けられます。今問題になっている「ステマ」と同様にそれが売り手の意図なのか純然たる消費者の意見なのかは外部から判断することができませんが、もしこれらの一部が薬事法やJAS法といった規制をクリアする方法として一部の悪徳な企業の意図のもとで投稿されたものだとしたら、非常に危うい流れであるように思います。(確たる証拠はまったく掴んでおりません)

例えばこれは古くからある裏技ですので純粋に人々の間で編み出されたものだと思いますが、鼻の毛穴の角栓を取るために軟膏やオイルで鼻を洗ってから毛穴パックをするという方法があります。これを企業が公認して広めるには十分な安全性の確認が必要ですし、そもそもこのようなやり方が関連する法律に触れていないかの確認も必要です。しかし表の理由で売っておいて、後から人の集まるところで「裏技」をステマ的に広めることに成功すれば、メーカーの想定する用途から大きく離れた所で消費者が勝手にやっていることとしてメーカーは責任から逃れやすくなるでしょう。

大企業であったならばそのような非公認の使い方に対しても、予見性があったなどと責任を求められてしまうかもしれません。明確に「ダメ」と言っていたこんにゃくゼリー窒息事件のようなケースでさえメーカーが責められる時代です。しかし外国から買い付けた激安の商品を適当に綺麗なパッケージに包んで適当な能書きをつけて落ち目の芸能人を利用して高値で売り飛ばすようなビジネスモデルの会社ならばこのような危ない橋も恐ろしいものと考えないかもしれません。

特に化粧品関連では裏技的に自分流の活用方法を情報交換することが多いように思います。「私は一般的に大量生産・大量消費する化粧品は合わないセンシティブな存在だから」という女性心理が働くのでしょうか?それとも手間をかけるところに楽しみがあるのでしょうか?

「裏技」にも裏があるかもしれないと疑ってかかる必要があるかもしれません。

yohei

イタリアで豪華客船が座礁した事件では多数の死傷者が出たとのことでお悔やみを申し上げます。動画や書き起こしで出回っている船長の対応に対しては多くの批判が集まっているようです。

事件自体は進行中ですし調査もこれからというところですので私から具体的にどうのということはないのですが、仮に船長が茫然自失とした「パニック状態」になってしまっていたとしたら、そこから戻れというのは飲酒運転の人にすぐにシラフに戻って運転しろというのと同じくらいの無理難題ではないかと思います。

もちろん、もし自分が乗客の立場だったとしたら船長ならびにスタッフの方にはそのようなパニック状態にならないように日頃からの訓練をしておいて欲しいですし、そもそもそのような差し迫った事態にならないようなクルーズをして欲しいです。

パニックにならないような取り組みを考えてみると、自分もなかなかできていないものだと思います。例えば私が過去に開発部署にいた際にOracleデータベースとAIXの運用の講習をそれぞれ受けたことがあります。共通する点としては座学で体系を習得した後に実際にシステムを破壊してみて治すという練習があったことでした。これはもちろんコマンドの叩き方等を覚えるのにも良いのですが、「ここまで壊してもデータは失われないもんだな」ということを実感することで、妙な焦りを覚えることがなくなるという効果があります。

また、もし何らかの原因でパニックが起きてしまったならば、それに対応するにはどうしたら良いかということも難しいものです。飛行機のパイロットや宇宙飛行士の訓練課程ではわざと違う練習予定を渡しておき、スタッフが仕込んだ事故を経験させることで「自分がパニックになったときの感覚」を体験させるという話をどこかで聞いたことがあります。また、低酸素の状態も経験させ、その上でビデオで見せて恐ろしさを理解させるのだとか。

また、周囲の人も人間のパニック状態というものを理解しておく必要があるかもしれません。茫然自失とした人には脅しや大声は通じるのでしょうか?映画等では叩いたり家族を思い出させたりといったことで目に力が戻るということがありますが、実際には難しいように思います。それよりはパニックを見分ける力を養えば、その人が落ち着くまで一旦現場から切り離すことで指揮命令系統を立てなおしたほうがいいかもしれません。

今回は船長ではない人が陸から指揮命令を取ることができたようですが、これが沖合などで起きた事故だったとしたらもっとひどいことになっていたでしょう。船長が逃亡するよりも意味不明な指示を出し始めたてしまったならば、更に酷い事態を招いていたとも予想されます。また、船長や首相のように明らかに指揮命令系統のトップに立つ人がパニックを起こしたときに、それを引きずり下ろすための手続きや担当者が定められていることがどれくらいあるだろうかという点も気になります。(映画の「クリムゾン・タイド」では潜水艦の艦長を副艦長が解任するシーンがあります。かっこいいシーンです。ちなみにロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役の俳優さんが重要キャラとして登場します)

少し前に山岳遭難の本に興味を持ち、トムラウシ岳の遭難事故や難波康子さんのエヴェレスト遭難事故の記録を読みました。私が読んだ本では、2つの事故ともガイド役が平常心を失ったことでその他のメンバーが巻き込まれる形で大量遭難に至ったようにまとめられていました。リーダー役のパニックというものはこれほど恐ろしいものか、と感じさせられました。(ただし本によって書いてあることが違ったりもします。)

人の頭は思っているほど信用できないものなのかもしれません。心理学者や精神科医に聞いてみないとわかりませんが、低温や低酸素、アルコール、薬、病気等は簡単に判断力を奪い、普段の性格や責任感の強さ、また、場合によっては訓練の程度の違いを上書きしてしまうほどの力があるように思います。

ニュースを通じて見れば身の回りで少なくない数の交通事故や台風、地震が起きているのですが、ショック状態やパニック状態になっている人を実際に見かけることは少ないですし、自分がなることは一層ありません。何かの手段でパニック状態について知り、学ぶことが出きれば、救急救命処置と同じくらい役に立つ場面があるのではないかと考えています。

(大学時代にバイクに載っていてぼーっと道路の上の看板を見ていたら信号待ちの車がほんの数メートル先に停車していたことがありました。完全にパニック状態だったと思いますがバイクのシートに足をかけて飛び出し、肉体はゴロゴロ転がって打ち身のみで出血すらなし、バイクは倒れて滑り車のバンパーの下に潜り込んで『未接触』で停止するというミラクルでした。)

yohei

永井千佳さんが「暗譜すると心が羽ばたく」というエントリを書いていらっしゃいます。

フランス語では「心で弾く」というように、暗譜すると心が自由になり、音楽がさらに羽ばたくようになります。それは、お芝居でいう、セリフを覚えるのと同じなのですね。しかし、確実に覚えたと思っても、一瞬の魔がさしてポッカリ穴があくこともあります。暗譜は常にその不安と隣り合わせなのです。

暗譜すると心が羽ばたく

実は私は音楽は好きなのですが楽器や歌は苦手でして、譜面も義務教育で課される過程を通してもらったレベルに過ぎません。が、時おり永井さんのブログを見ていて音楽とITとの微妙なつながりを感じることがあり、不思議に思います。

例えば上のエントリを見たとき、ITのエンジニアの心が羽ばたくとするとサーバルームでのコンソール作業かもしれないと思いました。なお永井さんが勘違いするといかないので説明をさせていただくのですが、ITの世界でいうコンソールとはサーバに直接つないだディスプレイのこと。反対にITの世界の人に説明をすると、実はこのコンソールというのはオルガンの演奏台のことを言うそうです。Wikipediaの写真を見ると確かに雰囲気が似ています。

コンソール

さてITのほうのコンソール作業というと、臨時のつらい作業というのが誰しも思い浮かべるところではないでしょうか?映画でもコンピュータ作業というとコンソールをものすごい勢いで叩いてなんだか悪いことをするというのがお決まりのようです。

実際のところは大切なデータを失うことは何が何でも避けなくてははならないですので、お客さまのデータを預かる重要なサーバをグリグリと切った貼ったで操作することはほとんどないと言えますが、重要な部分を破壊することがないように適切な範囲に権限が設定されたユーザを使っての障害の状況調査ともなれば、キーボード(これも鍵盤と同じ言葉ですね)の打ち込みのスピードもさることながら何をどう調べたら原因が切り分けられるかという論理の組み立て、はたまたawkやgrep等のコマンドの組み合わせなどなど見せ場がたくさんあります。

普段のシステム開発で大きなプログラムを作るとなると設計書を先に作り、それに沿ってプログラムを記述していくことになります。それに対して設計書も使わず、はたまた参考書やマニュアル等も見ずにその場で自分の身に帯びた知識(とman)だけで勝負するコンソール作業とでは、やっている最中の緊張感が違い、無事終わったときには大きな達成感があるように思います。

音楽と違うのはよく知らない人が見てもキーボードを打つのが早いのと、画面を流れる文字が多いことしか感動がないことくらいでしょうか。

ちなみにプログラムはコンサートでも使われますがpro-gramとつづりを分解すると「あらかじめ書かれたもの」とのこと。コンサートでは演奏曲の予告となりますし、コンピュータに対しては人間があらかじめ準備しておいた命令書、ということになりますね。事前に書いていないものはコンソール作業により間に合わせで流し込まなくてはなりません。そんなことせずにあらかじめすべての事態を想定して対応プログラムを事前に書いておきたいものですね。

yohei

永井さんのこちらのエントリで仮説思考の大切さが非常にわかりやすく紹介されています。

1週間かけて調べて詳細な企画を立てる「網羅思考」よりも、間違ってもいいから30分で仮説を立てて半日で検証し改善し続ける「仮説思考」の方が、短時間でよりよい結果が得られる、という話

永井さんのエントリにこのようにあります。

英語で議論のためのたたき台を"strawman proposal"と呼ぶことがあります。「わら人形」という意味ですが、みんなで叩くために、とりあえずその議論のベースとなる「たたき台」(=仮説)を作ることが、いい企画を短時間で作るために必要なのだと思います。

ところが私の経験ではこれまでに何度か「仮説」を「仮設」してしまうような場面を見たことがあります。こういうとまるで言葉遊びのようですが、仮説でなくて「たたき台」という言葉を使うとはっきりします。仮説(たたき台となる論理や想定シナリオ)は皆であーでもないこーでもないという意見を集めるための土台として耐えうる筋が通っていなくてはなりません。叩いて簡単に壊れるようではいけないのです。「わら人形」は日本では五寸釘をグサグサと刺されても人形としての容姿を保ってくれます。あれが一瞬で崩壊したら恨みをはらす方も報われないでしょう。

現実のビジネスは大変複雑ですが、誰もが賛同しそうな「Aが成り立つならばBだ」という論理的な仮説が生まれたとします。その時点で周囲に意見を募ったならば、ある人はAを実験するための方策を考え、またある人はAという結果からB’やCでなく確かにBなのかということを考えてくれるかもしれません。

例えば「タバコを吸う人はコーヒーをよく飲む」という傾向があるそうです。実際に新幹線の車内販売が喫煙車両でのコーヒー販売を強化して売上アップにつながったそうですが、闇雲に売り込むのではなくて実験環境でいくつもの仮説を確かめて全体に展開したほうがうまくいきそうな気がします。

例えば「新幹線には遅刻しないよう早めにホームに着く人が多く、一服して待つ時間がある。だから乗って一本目は30分後あたりが多いので、そのタイミングで喫煙車両に売りに行く。」といった仮説ならば、ホームを観察して一服して乗る人が多いかどうか確かめられますし、ニコチンが切れて2本目が吸いたくなるまでにどれくらいかかるのかもすぐに調べられそうです。

こうすると科学実験のようです。例えば有名なラザフォードの実験では「アルファ線が一部のみ強く跳ね返るならば、原子核は雲状でなくて中心に小さく集まっているのでは?」ということが確かめられました。(Wikipediaの記載によればラザフォードは実験自体を行ったわけではないそうです。)この実験で確かめたいのは原子核のことであって、金箔がアルファ線を跳ね返すことを調べてその性質を活用しようというわけではなかったはずです。

しかしビジネスの現場では時に「いや、ちょうど45度に跳ね返してくれるようにするにはどうしたらいいだろう。45度に跳ね返してくれたら我社はライバルをあっと言わせることができるんだ。君、来週までに考えて。」というように、仮説の「A」のほうが変な方向に飛んでいってしまうことがあるように思います。もともとAはBであることを確かめるための前提で、Bのほうが自分自身に欲しい結論であるはずです。Aを満たせばBが手に入る、という関係だったはずなのにせっかくAを確かめるならばもっと効率よくやろうとか、ついでにこれもという「仮設工事」を始めたが故にいつしかA'という「ゴール」になってしまう。そんなこと今までに見たことがありませんか?

この原因は仮説という言葉がどうも適当でいいやという印象を与えるからではないかと思います。しかし実際には「Aが成り立つならばBだ」という仮説の立案に関係者が賛同した後は、本気でAを実現しにかからなくてはなりません。上でラザフォードの実験を例に挙げましたが、科学の歴史を一般の人に解説する本を読むと科学者がいかに仮説を検証するための苦労したかという話がたくさん出てきます。

仮説自体は間違っていてもいいかもしれません。むしろ仮説が間違っていることがはっきりと確認されれば、別の事実がわかるかもしれません。しかし「どうせ仮説だし」という免罪符で検証作業を適当に片付けたり、はたまた別に遂行されている「本命」のプロジェクトのパーツとして取り込んでしまえば、仮説が正しかったかどうかすらわからず、手元に何も残らなくなってしまいます。ましてや仮設工事で未検証の仮説を土台にしてビルを立ててしまったら、どのような恐ろしい結果になるかわかりません。

「仮」という言葉の印象に惑わされないようにしなくてはならないですね。

(なお私は物理学に詳しいわけではないのでラザフォード云々のあたりは何らかの誤りがあるかもしれませんが。そこは例え話としてご容赦いただき、コメント欄で教えていただけると助かります。)

yohei

PowerPointで大変使い勝手の良い人物アイコンにこちらがあります。

MC900431644[1]

なんというのが正式名称か存じませんが、自分の中では「丸い人」とか「パワポマン」と読んでいます。

私の環境が悪いだけなのかもしれませんが、Office上から検索するとこの人があまりたくさん出てきません。「ビジネスマン」で探すと青いパワポマンと茶色いパワポマンと女性はすぐに見つかるのですが、それ以外の人々はやはり「ビジネスマン」でないためか引っ掛けることが出来ず、かといって「男」や「人」で検索すると関係ないものがたくさん出てきて困っていました。

そんなある時ふとoffice.comを訪れてみると素材の検索ができることに気づきました。こちらのリンクです。

画像を検索しよう
http://office.microsoft.com/ja-jp/images/?CTT=97

ここから「ビジネスマン」を検索してみると……

image

主に3次元の人々がたくさん出てきてしまいました。そこでページ左手側の「メディアの種類」から「イラスト」を選んでみると……

image

いました。緑のパワポマンが登場しました。この緑のパワポマンをクリックします。その後がポイントで、「類似画像検索」ができます。

image

 

じゃじゃん、という感じに大量に出てきました。私のOffice上では見たことのないようなカウボーイらしき人もいますね。(仕事ではなかなか使い勝手がなさそうですが)

image

IEからActiveXコントロールをダウンロードするとコピー等が簡単にできて便利です。詰め合わせにしてくれたらOfficeの素材のコレクションに追加したいのですが個別にダウンロードするのはちょっと骨なので都度都度office.comに頼っております。

パワポマンと同じくらいの支持率を誇ると思われる棒人間(または豆人間、豆人形とも)はこちら。キーワードは「ジェスチャ」で、上と同様に画像の種類を「イラスト」にして検索ください。

image

自他ともに認める「パワポ職人」の長沢さんはこちらのエントリでもっとすごいテクニックの紹介をしていらっしゃいました。さすがです。

PowerPoint はここまで活用できる!知ってますか?「図形の合成」機能とか。

yohei


プロフィール

山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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