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雑談ネタで恐縮です。
祇園祭の季節がやってきました。
16日が「宵山」です。15日は「宵々山」で14日は「宵々々山」です。
今年は土・日にあたるので人出もすごいことでしょう。

祇園祭と言ってすぐに思い起こされるのが、
日が沈んだ四条通に並べられた山鉾から
コンチキチンと祇園囃子が流れる風景です。

”ちまき”を買って町屋の2階へ上がると
渡し板が準備されており、山鉾に乗る事もできます。(全部じゃないです)
夜の山鉾の様子も美しくていいですが、
昼の山鉾巡行の様子も力強く、見ていて楽しいです。(通常、暑いです)

京都の大学の多くは7月の今くらいの季節は
テスト期間の真っ只中で大変な時期です。
それではみんなまじめに勉強していて祇園祭に行く暇もないかと言うと、
全然そんな事ありません。

恋人がいる人は恋人同士で行きますし、
いない人はここぞとばかりに意中の人に声をかけてみたりします。
「こないだドイツ語のノート貸してくれてありがとう。俺と祇園祭行かない?」
って展開できるくらいの勢いがありますよね。あれくらいの男子って。
私は一度も祇園祭デートをする機会がありませんでした。

さて、祇園祭で忘れてはならないのが屏風祭(びょうぶまつり)と暴れ観音(あばれかんのん)です。
周りの人に聞いてみたところ、祇園祭の本体は知られているのに
屏風祭と暴れ観音は誰も知りませんでした。
私は京都人でも何でもないですが、知ってる範囲でちょっとご紹介します。

屏風祭は別にお祭り騒ぎをするものではなくて、
通りに面した部屋にひっそりと屏風などの屋内装飾品を展示するものです。
大学への通学路として毎日のように素通りしていた家に黒山の人だかりができます。
その日ばかりはいわゆる「鑑定団」に出てくるようなお宝が陳列されます。
あくまで見せびらかす感じではなく、窓から覗けばチラッと見えるくらいの家が
多かったように記憶しています。それがまた京都っぽいです。

暴れ観音は、南観音山という山を出す町会が
宵山の深夜に観音様を担ぎ棒に括り付けて街中を走り回るという
大変ワイルドなお祭りです。祇園祭は祭と言ってもそんなに荒っぽくありません。
山鉾はだんじりほど激走しませんし、稚児さんが
刀で縄を切る様子なども優雅で洗練された感じを受けます。

そのギャップもあってカルチャーショックを受けたのが暴れ観音でした。
開催時刻は京都市内にホテルを取っていないと見れないような深夜です。
それでも大勢の観衆が集まって観音が暴れる様子は
その不条理な感じがまた祭りっぽくておもしろかったです。
(あっさり終わってしまうので期待し過ぎるとがっかりするかもしれませんが)

私の主観ですが、京都の皆さんは祭が近づいたからといって
わくわくそわそわしたこともなく、淡々と祇園囃子の練習をして
淡々と山鉾を組み立て、そして宵山を迎えていたようでした。
私がよく通った道にも山鉾を立てるときに使うための石が埋まっていました。
特に「これは山鉾用の石ですよー」というアピールがあったという記憶も無く、
当然のようにそこにあったことを覚えています。そういうところの奥に

「もう何百年もやってるんだから、いちいち浮かれてられませんよ」

という気持ちがあるように見えて、それがまた京都っぽかったです。

さすが最近まで日本の首都だっただけあります。
世界の首都である名古屋も東京に対抗意識を持つばかりでなく
これくらいの余裕があると良いのになと思いました。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

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