オルタナティブ・ブログ > 杜の都より >

読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

欲しい車が無いってことは車を真剣に買おうとは思って無いと思うんだな、やっぱり。

»

山口さんが「車を買おうと思ったら欲しい車が無かった」なんてエントリーをされてるのは、自動車屋である自分に対する挑戦なんだな?と思ったり(爆)

でも、単純な話なんです。

みんなが欲しい、と思う車が生み出せていない、という意見がある、っていうことはメーカーとしての責任はあります。

でも、欲しい車が無い、っていうことは、”真の意味”ではそれだけの理由付けが無いってことでもあります。

イコール、仮に、一時、「お!それいいかも」と思って買ってもらっても、後で「なんで買っちゃったんだろ?」という後悔を思い起こさせるかもしれません。

それでも、それなりの額を費やしてしまうので、大概の人は、自分の選択が失敗に終わってしまったことを認める訳にはいかないので、そう思わないようにそう思わないように回避するわけですが。

だから、本来のあるべき営業としては、自分がコンサルテーションして、仮にお客様が当初思う浮かべていた理想像に対していくつか不満があった、としても、できるだけ希望に沿える最大公約数を見つけ出し提案するのが普通です。

とはいえ、

私が「どれがいいと思いますか?」って正直に切り出しているのに、いきなり「これがオススメですよ。人気です。」と答えた営業さんには驚きました。

と言われると、自分も感覚的に違和感があります。

山口さんが具体的に使い方を希望した上でそう言われたのか、それとも何も言わずしてそう言われたのか定かではありませんが。

例えば、飯屋さんや居酒屋さんで、「お薦めは?」と言って即答できないスタッフが居たらどうでしょうか?(お客様の好みも聞かずして、というところは多分にあるか、と思いますが)自分はそれはそれで不誠実だと思います。素直に、何がお勧め、と言われた時に即答できる方が誠実な気がします。

自分も三年一ヶ月程営業をしていましたが、そもそもコンサルテーションできるかどうかは基本と思います。相手が求めているのが、「今欲しい」という時期なのか、「値段」なのか、「装備」なのか、「見栄え」なのか、「使い勝手」なのか・・・云々・・・。

でも、もっと言えば、そもそも、買おう、と思った理由がなんなのか?という所が一番大事なのではないか、と思います。

周囲に対してカッコ悪い、と思えた、なのか、パワーが足りない、なのか、居住性が悪いのか・・・云々。

営業側としても、そこを明確にできなければ、というのはもちろんありますが、そこが明確になってない状態で買おう、とすると、それはそれで後で後悔するだけのような気がするんですよね。

明確にできれば、国産以外も含めて、物凄くたくさんの自動車がありますから、欲しい車が無いなんてことは無いような気がしてます。

あえて、知ってる山口さんなので挑戦的に投げ掛けますが(爆)

Comment(15)