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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2008年2月8日

2008年2月9日の投稿

2008年2月10日 »

コンサルティングを行う場合に、方法論、フレームワーク、標準などを良く利用します。必要な場合には自分自身でフレームワークを作成したりもします。考え方を整理すること、そして問題点・論点を抽出するためには便利なツールであると言えます。特に事業戦略を立案する場合、新規事業計画を作成する場合には、今や無くてはならないものと言っても過言ではないかもしれません。

しかし一方で散見する事象としては、ツールや方法論に頼りすぎる場面を良く見かけます。つまりツールを使って整理を行い、考えることの助けにするのではなく、問題の解法(つまり答えそのもの)としてツールを使用するケースです。その結果、複数の人が同じような答えに到達しますし、その結果立案した戦略自体も普遍的で、他社ともあまり差がないものになってしまいます。

そのような事態をいくつか垣間見て悶々としていたときに「なぜ新しい戦略はいつも行き詰るのか?」という本を読みました。タイトルそのものもずばりですが、内容もずばりで、戦略は未来を予測して立案するもので、方法論等に従って一見論理的に見え、成功確率が高く見えたとしても、実際には役に立たないという「戦略否定」を唄っています。確かに過去のデータと方法論で、将来を左右できるのであれば、殆どの企業は成功するはずですし、びっくりするような成功を遂げたものもそのような方法で新規事業を立ち上げたりしているはずです。

巷での成功ケースを分析した本でも、成功事例の共通項を後付けで説明しているだけで、因果関係としてその共通項をもちさえすれば成功できるわけではないのです。

方法論、フレームワークに縛られず、試行錯誤することが重要であると筆者は述べていますが、非常に共感します。特に今までやってこなかった領域に飛び込むときに、綿密な戦略を立て、ビジネスオポチュニティーやリスクを綿密に計算しつくしたとしても、結果には影響を及ぼすことは少ないと思います。サントリーではないですが「やってみなはれ」という、チャレンジのみが確率は低いかもしれない成功を勝ち取る唯一の方法だと思います。

ただ、チャレンジもただすればいいかというものではなく、必要なスキル、そして準備は重要であることは言うまでもありません。

一般的な戦略論、そして戦略主義に疑問を感じている方は是非ご一読ください。目から鱗が落ちる感じがすると思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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