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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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2007年12月17日 »

最近のニュースを見ていると、政治家の言い訳と正当化のための発言が目立ちます。皆さんも良くご存知だと思いますが、道路財源の対応、独立行政法人改革は、官僚(と一部の政治家)の利権維持のためだけに、世の中で当たり前のように考えられる常識を逸しています。さらに年金問題では次々にほとんど空いた口のふさがらないような発言が続いています。最近のニュースだけでも、

舛添要一厚生労働相 11日午後(毎日新聞の要約より)

  • 「他の方が大臣になっても結果は同じ。ないものはないんだから」
  • 「(参院選で)年金は最大のテーマ。『できないかもしれないけどやってみます』なんて言いませんよ」。
  • 「3月末までにすべてを片づけると言った覚えはない。5000万件の名寄せをやらなかったら公約違反」

町村信孝官房長官 12日午前(時事通信の要約より)

  • (基礎年金番号に未統合の年金記録約5000万件のうち約4割が照合困難となったことについて)「5000万件すべての行き先を確定することまで説明したつもりはない」
  • 「決めたことは照合を行って調査をすべてやることだ。政府・与党で決めた事柄に反していることではない」

福田首相 12日夜(読売新聞の要約より)

  • (該当者不明の約5000万件の年金記録に関し、すべての持ち主の特定が困難となったことについて)「公約違反というほど大げさなものなのかどうか」

と言った具合ですね。

ほとんど子供の言い訳に近いと思います。「夜までに宿題終わらすから」と言っていて、夜になると「全部やるとは言ってません」、そしてあげくのはては「もう出来ない」と言って開き直る。そんな印象を持ちます。確かに発言の言葉を細かく評価していけば言い逃れに近い状態で過去の発言の意味を後知恵で追加できるかもしれません。

しかし、そもそもの問題は、できるのかできないのかということに対して誰もが「全部は無理でしょう、だから代替案とか出来ない部分への対応を考えるべきだ」という意識を持っているにも関わらず「全部できます、やります」と言い続けてきたことにあると思います。本来やるべきことを、どのように行っていくかという本質論を無視して議論だけを進めたつけが今になってでてきていると感じます。

ふと考えると、プロジェクトなどでも、このようになっている状況って結構ありますよね。そういう時に限って、責任ある立場の人、特に大きい会社の人は、今までとてもまっとうに振舞っていながらいきなり開き直りのような発言をすることが多いと思います。

両者に共通することは、「言い訳⇒開き直り」を行い、責任を最後まで認識しない(または認めない)、その上で人に責任を押し付け自分は逃げる、というパターンだと思います。

年金問題も、このまま埒があかなくなり、出来ないのはそもそも過去の社会保険庁が悪いだけで責任は現政権にはない、といったおちに繋がるのでしょうか…どちらにせよ、政治、政府、官庁には期待しないに限るといったところでしょう。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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