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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2007年10月16日

2007年10月17日の投稿

2007年10月19日 »

デジタルな発想だけで物事を設計していくと、論理的に発生する、しないかをまず判断して、発生しないと結論付けたものに対しての備えが出来ないケースがあります。例えば、「前段の処理でAという出力条件を除外するための仕組みを入れているので、後段の処理ではAという入力がなされることは想定しない」という発想で物事を設計していきます。確かに論理的には正しいし、実装上もそのような構築を行っていくのでしょうが、それが業務であれシステムであれ、実際の運用にはいっていくと、前提条件どおりに物事が処理されないケースがあります。例えば前段でAを除外して、後段ではその他からの入力がないように設計していても、別の入力方法が新たに追加されたり、偶然の事故でAが入力されてきたりすることも考えられます。

従って、前提条件を積み重ねて設計を行うのではなく、その処理で許す入力条件、処理結果を定義し、それに反する入力や結果が発生したときの基本的な例外処理ルールを定義し、設計・構築に反映することが構築の基本となります。

最近のシステム設計、業務設計だけでなく、組織設計や事業計画などでも、前提の段階で発生しないという条件を設定しすぎることで、実際の業務で発生してしまった例外に対応することができなくなって、大惨事を発生させます。物理的な構造物の設計は解りませんが、業務やシステムそして事業などの設計を行う場合には、入力・出力・処理パターンに関する許容される定義の範囲と、それ以外の例外が発生した場合の対処を、各々のプロセスやモジュールにきちんと組み込んでいくこと、これが基本中の基本であり、たとえ業務のような形にならないものであっても同じことを考えるべきです。

案外、この基本に反して「こんなことが発生することは無いので、何も定義する必要はない」といった乱暴な考えかたで物事を進めてしまっているケースが多いのではと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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