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仕事が複雑になっていくと、実際には仕事を”経験”しているわけでは無く、ただその場に居合わせた、またはかかわったことで”知識”を吸収し、それを”経験”勘違いしてしまう状況が多発します。”経験”とはその作業のアクタになり、作業自体をこなすことで、決してスーパーバイザー、アドバイザー、コーディネータと同等ではありません。システムであればコーディングをする、テストを実際にこなす、コンサルティングであれば資料を作成する、プレゼンテーションを行う、業務であれば実際の作業を手がけるといった経験こそが、単なる”知識”ではなく”実力”として本人の力になります。
知っていることを述べることはビジネスの世界では魅力的に映りますが、浅い経験での知識の提示は、単なる百科事典であり、経験に裏打ちされた知識はあとあとまで勝ちを発揮できます。経験を経て知識を力に変えるためには、大変な苦労も必要とされますし、そのような機会を与える会社も少なくなってきています。仕事を経験させることは、一見無駄に見えるかもしれませんが、会社としての差別化では重要な意味を持つと思います。
「”経験している”つもり」がはびこっていますが、本来必要な経験を実際にさせること、これが人材育成の基本ではと最近つくづく感じています。これができない会社は、やはり仕事の程度も限りがあります。
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