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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2007年4月30日

2007年5月1日の投稿

2007年5月2日 »

一度壊してしまった自然を元の姿に戻すことは大変な労力が必要になります。開発の結果生まれる便利さを享受して生活しているので、個人的には開発を全てやめるべきであるという極論には倒れませんが、開発を検討する際には、後で必要になる修復のための費用もリスクとして考えて、費用対効果を検討していただきたいものだと思います。

さて、日経サイエンスの2007年6月号には、「ダムを自然に戻すには」という記事が載っています。これは海外で行われているダム撤廃に関するプラスの側面とマイナスの側面の両面から報告が行われています。

ダムを撤廃することで、やはり自然の川の状態に戻り、多くの生き物が戻ってくる、または固体数が増加するなどのプラス面は数多く報告されているようです。その一方で、ダムの堆積物が下流に流れることで、堆積物による水の汚濁により昆虫や川藻が被害を受けたり、堆積物自体が汚染されていて被害をこうむる場合、さらには堆積物が肥沃であるため外来種である植物の爆発的な繁殖が起こり在来種の植物が絶滅したりするなどの被害が発生している場合もあるようです。

そして、皮肉なことに、川の流れがダムにより寸断されてることで、下流に存在する外来種の魚が遡上できず、ダムより上流の希少な在来種が保護されているという状況もあり、一概にダムを壊すことが自然の回復にもつながらないという矛盾も発生してきています。

このような状況の中でも、海外では様々な試みが行われているようです。是非日本でも、必要なくなったダムを自然に帰す試みを徐々に初めてみて欲しいものです。もちろん日本特有の対洪水という目的もありますので、海外ほど頻繁には進まないものだと思いますし、対象も少ないと思います。しかし、その一方で自然を復活させることもできるというノウハウを、次の世代に残してあげて欲しいものです。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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