IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2007年4月12日

2007年4月13日の投稿

2007年4月14日 »

WEB上の広告だけでなく、アドボード等を含む物理的な広告媒体は、使い尽くした感があります。まだ一部に広告自体をおけるスペースはありますが、効果などを考えると飽和状態に近いと思います。電車の中でも、駅でも、街中でも、広告が設置できる場所にはあらゆる広告で溢れています。あまりにスペースが埋め尽くされているためか、よほどの内容や以外な場所で無い限り、目に留まることも少なくなりました。特に乗降客の量を含め、トレンドを生み出す地域では、もう氾濫状態だと思います。

アル・ヤンコビックのパロディーでも、スキンヘッドの人の後頭部に”This Space for Rent”と書いてあるシーンがありました。どんなところでも、広告のスペースを設定するマーケティング業界の傾向をパロったものです。日本もこれに近い状態だと思います。

個人的には、街頭、車内、駅などの広告があまりに氾濫している結果、ひきづられるように雑誌や新聞の広告の力も弱まっていると感じます。数千万円で、何人の人が見るので効果があります、という広告効果は、絶対的な広告の投下量から考えた場合にあまり意味を持っていないのではと思います。

インターネット上の広告も多くなっていますが、やはり同じ飽和状態を迎えつつあると思います。クリック課金など、インターネット独自の課金体系もありますが、それ以前に広告の絶対量によって効果は相対的に低くなっていくのではと思います(ターゲティングなどの手法で、効果は逆に上がっているとも考えられますが、個人の受付けることのできる情報量に限界がありますので、どこかで効果が反転してしまうポイントが発生すると考えます)。

単純な広告から、マーケティングミックスへ、という掛け声に反して、結局広告に依存するマーケティング手法は変化していないと思います。

つるた

« 2007年4月12日

2007年4月13日の投稿

2007年4月14日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2012年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
tsuruta
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ