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コンサートやスポーツの興行というと、何か後ろ暗い世界のような気がします。社会的には非常に重要な位置を占めるビジネスでありながら、特定の人の利権や、ブラックマネーが動く世界のような、一種の「胡散臭さ」を感じるものでもあります。
業界の特質からか、音楽業界に関する文献と、興行に関する文献は非常に少ないことが、そのような印象に拍車をかけるとともに、一般の人、そして業界に関係ない人には訳のわからないビジネス領域であるとの印象をさらに強めます。
そんな中で、興行主としての東京ドームを立上げ、ある意味で手探りで興行というビジネスを構築していった経緯を記した「エンタテインメント・ビジネス」という本があります。ローリングストーンズの招致など、音楽好きにも読み応えのある内容です。出版された時期はちょっと前なのですが、出版された時は目から鱗が落ちるように、業界の構造や慣習を理解しました。今読み返しても、さほど現状は変わっていないのではと思います。興行という世界を理解するためには最適な一冊だと思います。
また、新しい領域に手探りで入っていく時の、考え方、アプローチに関してもアイデアを捻出できるネタになると思います。ある意味で息抜きに、ある意味で社会勉強のために目を通すと役にたつと思います。
この本が出た後には、いろいろ興行に関する著作が増えつつありますが、門外漢の人がその世界に入っていった時に感じる様々なことは、この本しか触れていないと感じます。
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