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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2006年12月7日

2006年12月8日の投稿

2006年12月9日 »

ボストンコンサルティングの内田氏の書いた「仮説思考」がかなり売れたようで、仮説による問題解決のアプローチが前よりも理解されていると感じます。仮説を活用して様々な検討を行うことは、課題解決、問題の明確化、戦略の立案など、プラニングだけでなく様々な局面での思考のスピードを上げることができます。

仮説を前面に押し出していませんが、「米軍式意思決定の技術」で記述されている「OODA:ループ式意思決定論」でも同じような方法が説明されています。仮説とは異なりますが、状況観察⇒状況判断⇒決定(仮説)⇒行動のループにより意思決定と修正を加えていく、いわば「仮説思考+PDCAサイクル」が米軍のドクトリンに採用されているようです。

確かにビジネスの世界でも、プロジェクトでもすべての状況を把握するための時間が限られていますので、限られた情報から適切な判断により仮説を立て、まず行動するというサイクルをいかに早く、かつ確実にまわすか、そして決定(仮説)立案能力が最終的に組織としての力の差になると思います。

企業での打合せでは、会議の最中に、前提条件から抜け漏れていたもののあら捜しになり、その結果付議された仮説を覆すことが仕事になっていると感じることがあります。確かに、精度を上げていくことも重要ですが、まずはある前提と決定の上で行動まで行い、素の中で状況と活動結果を検証して、仮説を修正していくことが競争力をつける重要な要素ではないかと思います。

「仮説思考」を読んでも、仮説を立てる能力は上がりませんし、身に付きません。本を読んで、すぐにできるのであれば、もっと社会全体の生産性が高くなっていると思います。力をつけるためにはやはり経験。日々実践で、営業現場、プロジェクト等で仮説を立てて、意思決定をしてみて、検証してみる、そんな繰り返しによる訓練が、一番仮説思考力をつける結果に結びつくと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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