IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2006年11月3日

2006年11月5日の投稿

2006年11月6日 »

いくつかのコールセンタの業務構築に携わったことがあるので、理由を推測すると同情も禁じえない内容なのですが、コールセンタの対応レベルの低さは、ユーザのフラストレーションを増幅します。結論から言いますと、コールセンタには、自社社員をスーパーバイザ(というよりもエスカレーション対応)として配置して、コールセンタベンダが対応できない内容は即座に対応するか、すぐにコールバックに回すべきでしょう。

あと、業務ルールとマニュアルの作り方にも一工夫が必要だと思います。もう少しだけ、起こりうる事象を細分化して、対応の基本ルールのバリエーションを増やすことがどうしても必要なのではと思います。

ちなみに、以下の私事で起こったことをすべてユーザ視点で書いていますので、コールセンタの運用の限界等に関しては無視した形で意見を述べています(あまり突っ込まないで下さいね)。

ケース① 今日のISPプロバイダーのケース

先日マンションに光ファイバが引かれ、VDSLを使用できるようになりましたので、ホームページを確認して切替を検討していました。

現在使用しているプロバイダを使いつつ、ADSLからマンションに引かれた光ファイバを使用することを考えましたが、どうしてもホームページ上の情報で理解できないことがあったので、コールセンタに電話しました。

まず、どんなに詳しく事情を説明しても、マニュアルにあるキーワードと一致した答えを、脈絡なく返答してきます。流石に、こちらも切れ始め、子供に諭すように事情を再度説明し、「わからないのであれば、きちんとエスカレーションしてください」と伝えたところ、保留状態で10分待たされました。そして返答がありましたが、これもまた的外れで、再度スーパーバイザーへ、それでまた10分待たされました。再度質問しなおしたところ、またスーパーバイザーに聞くために保留しようとしたので、「コールバックするか、スーパーバイザーを直接出してください」と言ったところ、やっとコールバックになりました。

その後の回答もまた的外れでした。コールセンタとして担当している商品の知識が無く、かつホームページに何が書いてあるか解らない状態でマニュアルだけでコミュニケータを使ってしまうことも問題ですが、わからないとき(かつ難しい時)にスーパーバイザーを電話に出せない、またコールバックなどの臨機応変な対応ができない、かなり劣悪なサポートのコールセンタでした。

こちらのISPさん解約させていただく予定です。

ケース② 電話会社のケース

どこの電話会社でも同じですが、電話が繋がりにくいようです。我慢するかと思い、「繋がるまでお待ち下さい」というメッセージと眠くなるBGMと戦いながら、ずっと待っていると、オペレータに繋がること無く、「またおかけ直し下さい」というメッセージ変わり一方的に切電されました。それまでの所要時間約20分。再度電話をしても同じでした。これは一種のサポート拒否か、単純に仕組みを作ったベンダが悪いのか、悩みました。

さらに、その上に電話がやっと繋がったら、「その内容はこの番号ではありません。xx窓口におかけ直し下さい」だそうです。当然その番号も繋がりません。多分もう二度と電話もしませんし、電話回線等でトラブルになったら解約します。

ケース③ パソコンのサポートデスクのケース

お願いごとがあって、FAXをする予定があったのですが、先方のFAXが故障か異常な応答をしているため、FAXができませんでした。その旨をコールセンタに伝えたところ、FAXをする理由を聞かれるのは、まあ悪戯でないことを確認するためだと思うので理解できますが、何故か本人確認、それも電話番号、会員登録番号云々すべて聞き始めました。それも電話代はこちらの有料の回線です。さすがに、「何でFAXがおかしいので、確認しておいてください、コールバックも不要なのに、個人名を聞かれるのですか」という問いに対して、スーパーバイザと相談された結果、そのまま謝罪され、対応してくれました。

でも、業務設計とマニュアルの書き方が酷いんだろうなと想像します。

ケース④ 領収書の確認に関するケース

あるサービスで、領収書の記載内容がおかしかったので、コールセンタに問合せを行いました。理由は納得できたのですが、領収書の記載方法および発行方法を変えて欲しいというお願いをしました。そうしたら「請求書の発行は別の部門が行っていますので、そちらに直接おかけいただけますか?」と言われました。ちなみに九州で、コールセンタはなく、普通の事務所への電話が必要でした。「コールセンタから要求を回送してもらえませんか」と聞いたところ「電話での問合せ対応のみがコールセンタの範囲です」というお答えでした。

こちらもサービスは翌月で解約しました。

つるた

« 2006年11月3日

2006年11月5日の投稿

2006年11月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2012年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
tsuruta
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ