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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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本日はナビスコカップの決勝線、明日は天皇杯の4回戦開始ということで、いよいよシーズン終了に向けて面白い時期になってきました。(かなり本気で)応援している川崎フロンターレは、ナビスコカップは準決勝で敗退してしまいましたので、天皇杯、そしてリーグ戦の勝利に向けて、応援を頑張ろうと思います。

さて、明日、川崎フロンターレが対戦する相手は「サガン鳥栖」。私の出身が福岡県久留米市ですので、筑後川を越えて対岸に位置する鳥栖市を本拠地とするJ2のクラブです。

九州の実情をよくご存知の方はお分かりいただけると思いますが、都心(それも北九州)に一極化している状況で、昔商業地区や工業地区で栄えた町も衰退が著しい状況です。県庁所在地もそうですが、それ以上に中核(中規模)都市であった地域の衰退が著しく感じます。久留米は、ブリヂストンを代表とする工場および商業で栄えてきましたが、今ではメインストリートでも閉鎖された店舗が目につきます。同様に鳥栖も長崎本線と鹿児島本線の分岐点でもあり、様々な工業、商業、物流で栄えてきた町ですが、かなり衰退しています。

そんな、地域でサッカークラブの経営が成り立つのだろうか?という疑問が生まれます。それとともに、私の両親の知り合いがクラブの経営に携わった時期があり、そのころの話を聞いた時にも、打つ手なしというような悪い経営状況でした。

サッカー・リーグは欧州と同じスタイルで、各加入クラブは独立した法人で、かつ収支を開示する義務があります。Jリーグの公式ページに「2005年度Jクラブ情報開示資料の概況説明」が載っていますので、経営状況はある程度把握できます。

その情報を見ても、解るとおりJ1とJ2での経営状況の格差は当然あります。これは広告収入やTV放映権の分配金で生じるものも多いですが、それとともに人気クラブとのマッチがないため入場料収入も伸びないことが原因です。厳しいJ2でも、特に地方のクラブの経営状況は惨澹たるものです。鳥栖であれば収入が2005年で4億2千万。東京の中小企業並みです。そんな状況でも、地域で支えて、いつかJ1へという夢を捨てない粘り強さが経営を存続させているのでしょう。

ちなみに浦和はその10倍以上の収入ですし、横浜FMは横浜のアドボードだけで数億という雲泥の違いになっています。この格差はチームの強さだけでなく、立地条件に追うところも多いと思います。Jリーグの分配金もせめて入場料分だけでも地域格差を埋めてあげて欲しいところです。

そんなサガン鳥栖関連で、「鳥栖市夢プラン21 鳥栖スタジアムを満員にしたい」という鳥栖市の事業「鳥栖市夢プラン21」に採択された企画が行われています。ある一試合で、鳥栖スタジアム(確か2万5千人くらい収容)を満員にしようという試みです。地域の人たちの協力も大きいものがあるようで、結果を楽しみにしています。こういう、一つ一つの試みが蓄積されて、クラブの経営も少しずつ良くなっていけばよいなと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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