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2006年10月26日 » |
安倍内閣に関する様々な批評が行われていますが、新潮社から発行されている「Foresight」の最新号に面白い表現(比喩)が出ていました。手元においていないので記憶から要旨だけお伝えしますと、
「小泉政権はエンジンのついた飛行機、安倍政権はグライダーのような状態で政権が発足した。安倍内閣の運が強いところは、いきなり北朝鮮の核実験という逆風が吹いたが、その逆風に上手くのって上昇したところ」
という比喩でした。ここから読み取る示唆は、「磐石でない基盤であれば、逆風がかえって成長を助けることもある」ということではないかと思っています。強力な推進力が無い状態で逆風に向かった場合、失速して墜落する確率も高くなりますが、推進力が無いまま飛び立ち到達可能な高度以上に飛行できる可能性は発生します。
恵まれた環境での経営は理想ですが、企業の本当の力をつけるためには、常に逆風を感じている状態の方が理想なのではと思います。しかし、大企業では経営者、社員ともに逆風を感じること、さらには風向きを読み、逆風に転じる可能性があること自体に目を閉ざしてしまうことが多い、ゆで蛙状態になる会社が多いことも事実です。
厳しい環境で、様々な手を尽くすことで、会社を強くしていく。これが経営者に対して問われる手腕だと思います。残念ながら、日本に経営のプロフェッショナルが少なく、管理者がそのまま経営者となったり、コンサルタント的な経営者が多い理由のひとつも、この部分を避けて通る文化にあるのではと思います。
同じことを言っている別の言葉もうひとつ
「きれいな雪の結晶は、凍てつく寒さの中でしか生まれない」
だと思います。
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