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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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2006年9月30日 »

スポーツと読書の秋になりましたので、スポーツ関連で最近知ったことをお伝えしたいと思います。

永井さんの投稿”ジーコ「強豪国入りには20年いる」”でも、いろいろなコメントが出ていましたが、ジーコの発言はともかくとして、野球とサッカーの歴史は、日本で私達が知っている内容よりも奥が深く、政治や経済の発展や進化の中で、今の形(仕組み)を成しており、社会の仕組みとの関連が日本の比にならないほど強いことが、ジーコの発言が持つ意味の底流でもあるのではないかと推測しています。

さて何でそんなことを考えたかというと、応援している川崎フロンターレの観客数やら放映を元に概算で収支を考えた場合に、「サッカーチームの運営」はかなり苦しい(難しい)のではと考えたからです。川崎でそのような状況であれば、J1の経営基盤が弱いチームやJ2のチームも厳しいのだろうなと思っている時に、「サッカーで燃える国、野球で儲ける国」という本を読んで、「なるほど!!」と目から鱗が落ちる気持ちでした。

サッカーと野球の普及に関する文化論であるかと思いきや、歴史や経済の成り立ちから何故アメリカで野球”ビジネス”が成功し、なぜ世界中でサッカーが愛好されながらサッカー”ビジネス”が成功しないかを、説明しています。結論を簡単に申し上げると、リーグの成り立ちや過去の経緯で、「サッカー=紳士による運営=非営利」、「野球=経営者(オーナー)による運営=営利」という文化がかなり長い期間運営原理を左右していてたことに原因があるようです。

また、”サッカーは広く新しいチームのリーグへの参画を認めてきたことにも伴い、上位下位リーグ間の入れ替えがあり、同じ仕組みが世界的に通用していること”、一方で”野球は閉鎖的なリーグ構成で新規参入や入れ替えが発生しないこと”、も大きな経営形態へ与える影響のようです。

サッカーは、徐々にですが営利の色合いが濃くなっていますが、そこの裏での商業の介入は「アディダスVSプーマ」に詳しく書かれています。

このような歴史的背景を考えつつ、現日本代表監督のオシムがヨーロッパのクラブチームでどのような問題を抱え、どのような変遷をたどってきたかを記述した「オシムの言葉」を読むと、ヨーロッパ各国や南米に根付いているサッカー文化の源流が断片ですが初めて理解できると思います(オシムの言葉は、オシムの哲学、発言、指導法を伝える本ではなく、オシムが経験したヨーロッパにおけるサッカーという一つの文化の証言だと思います)。

また、最近ここから派生して、もっと実務としての勉強もしてみようとして手に取った「プロスポーツクラブのマネジメント」も結構勉強になります。ついでにもう一つメジャーリーグの仕組みを知りたい場合には、「テレビではわからないメジャーリーグ・ビジネスの世界」がお勧めです。

簡単には書ききれませんので、本だけ紹介しますが、何度かに分けてまたサッカーと野球のお話は書いてみようと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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