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戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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2006年8月23日 »

最近よく質問されることのひとつに「コンサルタントって使い方が難しいので、使い方を教えて欲しい」という問いがあります。

私なりに考えた答えとしては

  1. コンサルタントは単なる触媒であるので、使うためには自分の考えが必要。コンサルタントは、形が固まっていない考えを形(資料等)にしていくことに価値がある。事実や因果関係をきれいに整理して、考えを整理させる作業に注力させるべき
  2. コンサルタントの答えは、あるひとつの仮説検証である。100%絶対ということは無いので、あくまでも参考として捕らえ、その結果を(外部の意見としても)活用しつつ、自分達で検討を加え結論を導きだすべき
  3. コンサルタントは、物事へのアプローチの達人であり、業務そのものの達人ではない(専門コンサルタントは別ですが)。業務の専門家がいる場合には、業務そのものは社内の人間に考えさせて、客観的および別の視点での検討をさせるべきである

といったことが、コンサルタントを使う心構えだと思います。

特に、コンサルタントに業務領域での高度な専門性を求める場合には、注意が必要だと思います。ボストンコンサルティンググループにいらっしゃる方と、以前にお話したときに「業務を現場で10年もやってる人より、業務に詳しくなることは、どんなにがんばってもありえない。コンサルタントとしては最小限会話ができるレベルの知識は必要だけれども、業務そのものは専門家にまかせて、客観的・論理的に原因や対策を講じていくことにこそ付加価値がある」とおっしゃっていました。

ちょっとかじった実務を元に行うコンサルティングは、その判断基準と成る経験値の乏しさから、危険があると思います。さらに、その上で実行部分まで任せてしまうことで、作業は楽になり、スピードはあがるでしょうが、社外の人、特にコンサルタントに過度に依存するのではなく、コンサルタントを使いつつ、社内の人間を育成していくことを主眼に、外部のリソースを活用すべきだとおもいます。

本当の意味での、中立性、客観性、論理性でのお客様の考えの検証作業、そして考えを形にしていくお手伝い、それがコンサルタントの本業のはずです。コンサルタントに過度に依存し、意志決定の内容をお任せにしてしまうことは避け、コンサルタントを準備スタッフのように活用することが適作だと思います。

大手企業もコンサルタントをよく使いますが、一応一通り検討させた上で、実際の判断や意思決定は社内で行うことが通常です。中小の場合には、意思決定自体にもコンサルタントが立会い、意見を左右することが多いですが、できる限り外部と社内の検討の場は分けるべきだと感じます。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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