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2009年11月23日 » |
先日、ITmediaエンタープライズに書かせていただいた「会社を批判するということ」に対し、玉木さんがエントリーを書いてくださっています。
今日から「ブラックな会社に勤めているんだが、もう俺は限界かも知れない」という映画が始まっています。予告編を見る限り、パロディとしてはおもしろいけれど、みたくはないなぁ、というのが本音。愚痴の延長戦っぽいですから。
会社を批判するだけで動こうとしない社員も課題だとは思っていますが、批判される会社にも課題はあるのだと思います。もちろん、社員が多ければ多いほど、会社の愚痴をいう社員の数は増えますし、不満を持つ人がゼロというのは難しいと思います。
「成績が良いだけで評価してくれ!というのは、ビジネスマンとして、かなり稚拙な考え方」だということを知るべきです。世の中には、実力があることは当然で、それ以上のものをもっている人が大勢います。
その通りだと思います。そして、それはどのポジションにもいえることなのだと痛感している今日この頃です。経営をする人間として、これは肝に銘じることだと、玉木さんのエントリーに感謝です。
今朝の日経新聞で、日本航空の年金が現役5割、OB3割減で調整されそうであることが掲載されています。
年金で将来を形成しようという考えが元々ない僕のような人は、安易に「年金なんぞに頼るからだ」と思いがちですが、いきなりそういうことを言われる社員やOBの方にとっては迷惑な話なのだろうと推測します。
社員一人一人がなにか悪いことをしでかしてきたわけでもなく、一部の人、そして経営陣の采配に問題があったことを、全社員に問われても、ということなのだろうと思うわけです。
日本企業の場合、いわゆる「なかの人」がおおっぴらに何かを言うことはよろしく思われないようです。なにかルールがあるわけでもなく、ただ後出しジャンケン的であることが多いようですが。
名前を出す必要もないかもしれませんが、いまのタイミングで日本航空のなかの人のつぶやきがあるのは、世間を動かすことができるのかもしれない、と無責任ですが思っている次第です。
タスクフォースを組んでは解散し、再結成などと我々民間人からは理解しがたい状況下、どなたか「なかの人」がつぶやいてみられるのはいかがでしょうか。決して悪ふざけではなく、本気でなにかできるんじゃないか、と考えている次第です。
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