永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2011年2月13日

2011年2月14日の投稿

2011年2月15日 »

3月出版を目指して準備中の新著「バリュープロポジション戦略 50の作法 -顧客中心主義を徹底し、本当のご満足を提供するために-」は、当初、電子書籍で出す前提で、昨年2010年6月頃から執筆を開始しました。

しかし現時点では、電子書籍での出版は止めて、通常の本で出版することを考えています。

 

昨年2010年6月の時点では、「2010年末には、Kindleの日本語版が普及し、アマゾンやアップルが電子書籍を個人著作家にも用意するだろうから、その方法で出版しよう」と考えていました。

しかし、2010年末に、これは実現しませんでした。

電子書籍端末の普及も始まりましたが、昨年末に「まだまだ発展途上の電子書籍の課題」で書いたように、現在の電子書籍は、結果的に消費者の利便性を十分に考えているとは言えない状況です。

また、昨年11月に当ブログで書いた「電子書籍が儲からない6つの理由」で紹介したように、現時点の日本では、電子書籍は必ずしもペイするものではありません。

考えてみると、私自身、ここ半年間読んだ本は全て紙の本です。

恐らく、私は世の中の平均値よりも、デジタル生活の比率がかなり高い方の人間だと思いますが、私でも、電子書籍も購入したものの、ほとんど読んでいません

 

実際に本を読む読者のことを考えると、現時点の日本の状況では、電子書籍で出すよりも通常の紙の書籍で出す方が、確実に多くのユーザー数にリーチできます。

ガラケーやパソコンまでを勘定すると、日本における電子書籍を読める端末の普及率は非常に高いのですが、まだまだ一般の人たち(たとえば私の親戚)が電子書籍を読む状況にはなっていません。

そこで、今回は従来の紙の本で出版することにしました。

恐らく、数年間で急速に日本における電子書籍の状況も変わってくると思いますので、その時点で再度検討したいと思います。

 

今回、「オルタナティブ出版」という形で、私自身は著作権と版権を持った形で出版するのも、この部分の判断を自分で主体的に行いたい、というのが一つの理由です。

実は、「オルタナティブ出版」の形で出版した理由は、版権絡みで、もう一つあります。それはまた次回に。

 

nagai

« 2011年2月13日

2011年2月14日の投稿

2011年2月15日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ