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永井孝尚のMM21

日本企業が、バリュープロポジションを活かし、進化するために

本日、KADOKAWA中経出版様から7月末発売予定の「コミック版100円のコーラを1000円で売る方法3」見本が届きました。

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「100円のコーラを1000円で売る方法」を2011年11月に出版してから2年8ヶ月、これでコーラシリーズは、コミック版・図解版あわせて7冊全て揃いました。

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当初よりシリーズ3部作の企画を立てて、ポートフォリオ戦略を進めていましたが、改めてこのようにシリーズ7冊を並べて眺めてみると感無量です。

ご支援くださった関係者の皆様、有り難うございました。

アマゾンでも予約を開始しています。



現在、次の新シリーズも企画中です。皆様お楽しみに。

 

nagai

300円を下回る価格で、熾烈な価格競争をしている牛丼業界。

価格を下げれば、一時的に客は増えます。

しかしライバルも追従値下げしたりして、そのうち客足は戻ります。

企業の利益率は下がり、企業の体力が徐々に奪われ、そして市場が徐々に収縮します。

 

そんな中、東洋経済オンラインにこんな記事が掲載されています。

松屋はなぜ"プレミアム牛丼"で勝負するのか キーワードは「米国産牛肉の輸入規制緩和」

従来の290円の「牛めし」に対し、この「プレミアム牛めし」は380円。290円の「牛めし」は販売終了するそうです。

松屋の緑川社長も、「40年この仕事をしているが、こんなにおいしい牛めしは食べたことがない」とおっしゃっています。

 

松屋は、まさに「価値を生み出す」競争にシフトしています。価格競争でなく、このように顧客に新たな価値を提供する競争は、素晴らしいですね。

本日7/22 10:00AMから、まず286店で発売するそうです。

価格競争で疲弊する牛丼業界で、まさに希望の星。繁盛することを祈っております。

  

nagai

今年1月から6月は、こんな活動をしました。

1.講演と研修

合計17回、のべ1,900名に実施しました。公開可能分はこちらに掲載しています。

2.メディア掲載

ラジオ出演1回、寄稿1回、インタビュー2回でした。ちょっと抑え気味でしたね。詳しくはこちら

3.出版

4月に「図解 100円のコーラを1000円で売る方法」を出版しました。

4.2014年後半への準備

新著準備:今年後半の出版を目指して2冊の本に時間をかけていました。一冊は7月末発売の「100円のコーラを1000円で売る方法3コミック版」、もう一冊は全く新しい本です。

新研修プログラム:6月から本格的に開発を開始しました。7月〜9月に、何社かのクライアント様で展開を予定しています。

 

どちらかというと、1-6月は、今年後半のための準備活動が多かったかな、という気がします。

7月も後半に入りましたが、今年後半も明るく楽しく前向きに、張り切ってまいります!

 

nagai

2014/7/18(金)にIBM OB会であるBBJ主催「若手サロン」があり、参加しました。

今回は、ともに日本IBM 2000年入社組の永田ジョージさん小野裕史さんのご講演でした。

 

永田ジョージさんは日本IBM入社後は、ITエンジニア、社内留学でMBA取得、その後はコンサルタント、営業の仕事をされていました。在職中から都内ライブハウス等でライブを行なっておられました。

2012年に日本IBMを退職され、現在はジャズミュージシャンとしてご活躍中です。CDも3枚リリースされ、精力的にツアーを行っておられます。

 

小野裕史さんは、日本IBM入社5ヶ月後、モバイルベンチャー企業に社員第1号として転職。2008年に同社専務を退任され、ベンチャーキャピタルを立ち上げて現在に至っています。出資企業にはあのfreeeやGroupon Japan、中国ではYeahka、DeNA China等があります。

一方で、35年間まったく運動していない状態から、2009年にWii Fitをきっかけにランニングを開始。5ヶ月後にフルマラソン出場、2年後に中国ゴビ砂漠やエジプトサハラ砂漠の250kmマラソン完走、3年後北極点でフルマラソン完走、南極アイスマラソン100kmの部で世界2位。4年後にチリアタカマ砂漠250kmマラソンのチーム戦で世界1位。そして文藝春秋社より「マラソン中毒者」という本を出版したこと。

 

小野さんのプレゼンに、

『デキる、デキない』や『常識』を捨て、『やってみたい』気持ちに従うことが大切

という言葉がありました。まさに永田さんと小野さんの生き方から、このことを学ばせていただきました。

 

人はともすると、『デキる・デキない』や『常識』で判断し、リスクを避けようとします。しかしこれは、過ぎ去った昔の経験で、未来を恐れているのです。

実際は、未来がどうなるかはわかりません。状況も変わるし、自分自身も、何歳になってもどんどん成長していきます。

未来は変えられるのです。そして変える原動力は『ワクワクすることを、やってみたい』という自分の想い。

だからこそ、『ワクワクすることを、やってみたい』という気持ちが、大切なのですね。今回の講演では、永田さんの場合は音楽、小野さんの場合はマラソンやベンチャーキャピタル経営ですね。

絵にすると、こんな感じです。

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以前ブログでも書きましたように、人は「これをやらなければ!」と思って仕事を頑張るよりも、「これをやりたい」と思ってやる方が、知的作業ははるかに大きなパフォーマンスを生み出します。現代は知識社会。だから「やりたい」ことをやることが、とても大切なのですね。(ダニエル・ピンクの「モチベーション3.0」ですね)

私も「やってみたい」ということばかりやってきたので、お二人の話にはとても共感しました。

また私はクライアント様に事業戦略の研修や講演を行う機会を多くいただくのですが、企業共通の悩みが「いかに会社として新しいことに挑戦するか」ということです。

これも結局、会社の中で「ワクワクする、やりたいこと」を見つけ出して、挑戦することなのですね。

今回の永田さん・小野さんの講演をお聞きして、個人でも企業でも、『コレをやってみたい』ということが何よりも大切なのだ、ということがよくわかりました。

 

永田さん・小野さんに感謝です。

 

nagai

YouTubeで話題になっている動画です。

一昨日は10万PVでしたが、昨日は70万PVで今朝は140万PV。グングン増えています。

 

最初は、「なかなか面白いなぁ。女の子同士で撮っているのかな?」と思っていたら、意外性あるスピーディな展開で、3分半の動画を一気に見入ってしまいました。

最後に出てくる商品で「あー、なるほど」と納得。サントリー CCレモンの商品広告だったのですね。

結婚式の司会では、「弁舌爽やかで、いかにも話慣れている司会者」よりも、「あの人、素朴なんだけど、すごく味があって心にジンと響くよね」という人が本物のプロなのだ、という話を聞いたことがあります。

本物のプロは、プロっぽく見せずに素人っぽく見せても、感動を伝えられるのですね。

この作品も素人っぽい仕上がりですが、まさにプロの技です。

 

企業が作るソーシャルメディア系のコンテンツは、ともするとビミョーな感じになってしまうことがありますが、このコンテンツはとても共感が持てます。

「楽しませてもらった」という納得感に加えて、仲良しで元気な女子高生二人組が熱海の街を忍者のように飛び回って最後に黄色い液体が吹き出すこのコンテンツが、見る人に「青春って、こうなんだよなぁ」という懐かしいものを感じさせて、CCレモンのブランドメッセージである「元気と健康感」「ビタミンCたっぷりの炭酸飲料」をダイレクトに伝えているからなのでしょう。

「忍者」というテーマや英語の字幕も、YouTubeを活用したグローバル展開を意識しているようで、いいですね。

 

このように考えると、一見意外性があるこのコンテンツも、

ブランドメッセージ コンテンツ ソーシャルメディアで発信 共感の創出

という流れに沿って、マーケティングの基本に忠実に作られているのだな、と思います。

 

(注:素晴らしい動画ですが、危険なので、一般の方は決して真似をしないようにしてください)

 


 

nagai

25年ほど前、20代中頃だった私は、一人で米国に出張しました。

米国の出張では、空港でレンタカーを借りて移動するのが一般的でした。しかしこの時、私のミスで駐車場にスモールライトを付けたまま一晩置いてしまい、レンタカーのバッテリーがあがってしまいました。そのためにホテルからオフィスまでの移動も大変でした。

なんとかオフィスに到着し、米国人の同僚たちに「レンタカーのバッテリーがあがってしまって大変だった。スモールライトを切り忘れた自分のミスだったんだけど」と言ったのですが、皆から意外な反応が返ってきました。

「レンタカー会社が悪い。クレームすべきだ。そもそも一晩でバッテリーがあがるのがおかしい」

同僚たちは皆、紳士的な人たちばかりだったのですが、「日本人とはメンタリティがかなり違う」「これが米国が訴訟社会と言われるゆえんなのか」と実感しました。

 

実は下記の記事を見て、上記のことを思いだしました。

田中将大の謝罪声明に全米が「すばらしい」と称賛

前期12勝4敗と大活躍してヤンキースに多大な貢献をした田中投手は声明で、「この時期に力になれなくなってしまったことを、ヤンキースの球団関係者、チームメイト、そしてファンの皆さんにお詫びしたい」と真摯に謝罪。

記事はこのように続けています。

---(以下、引用)---

アメリカでは怪我で離脱を余儀なくされた選手が謝ることはまずない。...謝罪は自身の非を認めることにつながるからだ。...

この異例の謝罪に現地ファンは「選手が怪我をしたからといって謝る必要などない」「早く良くなることを祈っている」「Class Act(一流の選手の振舞い)」とSNSや記事のコメント欄で投稿。他球団のファンまでもが「田中はすばらしい投手」「復帰してうちのチームと対戦する日を楽しみにしている」と多くのエールを寄せた。

日本文化についての議論も活性化した。「なぜ謝るのかわからない」と文化の差異に悩むアメリカのファンが問えば、「こうしたことは日本ではよくあること」と日本通のファンが説明した。

中には、「松井秀喜がケガをした時もそうだった」「ブルージェイズの川崎宗則もよく謝るけれど謙虚さのあらわれ」「イチローは人格者」といった日本人メジャーリーガーを称えた声も。日本人や日本の文化を理解し、称賛するやり取りがあちこちで起きた。

---(以上、引用)----

 

心理学者であり文化庁長官を務められた河合隼雄さんは、「人は本当に自信がないと謙虚にはなれない」とおっしゃっています。

また、「イノベーションのジレンマ」を書いた米国人のクレイトン・クリステンセン教授も、「自信がないと謙虚になる余裕が生まれない」「傲慢な人は、自信がない」と述べています。

真摯に仕事に挑戦し、ファンであるお客様やともに戦うの同僚のことを真剣に考える田中投手の姿勢が、自然と「申し訳ない」という謝罪の言葉を生んだのでしょう。

米国社会では意外性を感じられながら好意的に受け止められ、日本人にとって当たり前に感じる田中投手のこの言葉は、実は普遍的なものなのかもしれません。

 

「訴訟社会」と言われながらも、移民で成立してる人工国家・米国は、一方で多様性を尊重する側面も持っています。

田中投手の真摯な言葉に共感し議論が起こる米国を見ていると、米国人が大好きなスポーツ・ベースボールの世界での日本人大リーガーの言動は、日本文化のよさを米国に拡げる契機になるかもしれない、と思いました。

 

また一方で、米国人の「怪我をしたからといって謝る必要はない」という考え方からも、私たち日本人は学べることは多いと思います。

お互いにお互いの文化を理解し合い、「なぜそう考えるのか?」と思いを巡らし、考え方を尊重し合うことが、人類の成熟と、世界の争いの撲滅に繋がっていくのではないかと思います。


 

nagai

色々なプロジェクトに取り組んでいます。

 

過去の経験から学び、戦略もキッチリ作り、戦略実行もすべて実施。

仮説も立てて、実際にキッチリ検証。

細心な注意を払って不安な点も徹底的に潰していきます。

 

それでうまく行くか?

実はそれだけやっても、うまく行かないこともあるのですよね。

 

「勝ちパターンはコレ。これまでずっとうまく行ったし」と思っていた経験が、急に時代遅れだったり。

市場や顧客の状況が変わっていて、万全と思っていた戦略に足りない点があったり。

仮説を検証したつもりが、実はちゃんとした検証になっていなかったり。

「これは大丈夫だろう」と思ってあえて優先順位を落としていたことが、実はとても重要だったり。

 

なかなか難しいものです。

リアルのお客様で実際に仮説を検証してみると、検証しないで戦略を実行する場合と比べて、うまく行く確率がだいぶ上がります。

それでも「絶対」はありません。

だから、「失敗する」という前提で考えておくことで、失敗した場合のダメージはだいぶ減ります。
 

難しいものですが、日々の経験や失敗から、謙虚に事実の積み重ねを学び続けるしかないのですね。

「上手に失敗する方法」を学び、小さな失敗を積み重ねることが、大きな失敗を回避するカギなのかな、と言う気がします。

 

nagai

日々、色々な最新のビジネスニュースに接するようにしています。

数年前までは、ニュースサイトが出しているメルマガが主な情報源でした。

しかし私の場合、ある程度時間を確保して気合いを入れてメルマガを読むようにしていました。できれば隙間時間に読みたいものです。

そこで最近は、メルマガから離れて、スマホでもチェック出来る下記を主な情報源としています。

日本経済新聞のサイト
日経電子版の会員になったので、WebやiPad等からチェックしています。やはり有料サイトの情報は品質が高いですね。

My Yahoo!ニュースサイト
これは10年ほど愛用しています。ニュースの更新頻度は多くありませんが、重要な最新ニュースは比較的チェックできます。

SmartNews
一覧性があり、一旦読み込めばネット非接続状態でもサクサク読めるので重宝しています。最近は日韓・日中関係をよくウォッチしているので、「国際」関連のニュースを見ています。

Facebookのタイムライン
友達になっている人の意見を参考に見ています。

どれも隙間時間にチェックできるので、時間が有効活用でき、助かります。

日経ビジネスや東洋経済、週刊ダイヤモンドなどの週刊誌も参考になります。

 

また夜11時開始のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」は既に寝ている時間の放映なので、録画して翌日見ています。54分の番組ですが、1.3倍速再生 + CM早送りでチェックすると30分程度で見ることができます。

 

情報が多すぎて情報に溺れてしまうと、本質を見失ってしまい「木を見て森を見ず」の状態になりかねません。

一方で色々な情報のシャワーを浴びることは、マクロなトレンドを把握する上で重要なことです。

実際、色々な情報に接すると、一見繋がりがないように見える事象でも、実は本質的には関連し合っていることに気づくことも多いのです。

これからも、隙間時間を見つけて情報インプットに努めたいと思います。


 

nagai

1932年5月5日、松下電器製作所第1回創業記念式で、松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助さんが提唱したのが、「水道哲学」です。

Wikipediaによると、次のようにおっしゃったようです。

---(以下、引用)---

産業人の使命は貧乏の克服である。その為には、物資の生産に次ぐ生産を以って、富を増大しなければならない。水道の水は価有る物であるが、乞食が公園の水道水を飲んでも誰にも咎められない。それは量が多く、価格が余りにも安いからである。産業人の使命も、水道の水の如く、物資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する事が出来るのである。松下電器の真使命も亦その点に在る。

---(以上、引用)---

当時は昭和初期。電気製品は時代の最先端商品。

人生の幸福のためには、貧乏の克服が必要であり、そのためには「電気製品を水道の水のように無尽蔵に供給する」ことは、まさに理にかなっていました。

 

それから82年が経過し、豊かな社会になりました。

主にネットの世界などでフリーミアムモデルなども登場していることを考えると、松下幸之助さんが「水道哲学」で提唱したことは、既に実現していると言ってもいいのではないでしょうか?

一方で、先日「黒船家電メーカー vs. 日本家電メーカー。ポイントはマーケティング思考 vs. ものづくり思考」で書いたように、多機能で安い家電製品よりも、少々高くても新しいニーズを掘り起こした家電製品が売れる時代になりました。

このように考えると、「すべての人へ、安くて多機能な製品を」という「水道哲学」の時代は終焉し、「10%の人へ、高くても光りモノを」という「ニーズ断捨離」の世界に変わってきているのではないか、と思います。

 

「水道哲学」の製品開発・マーケティング方法と、「ニーズ断捨離」の製品開発・マーケティング方法は、全く異なります。

前者はマス・アプローチ。これは既に限界に突き当たっています。

後者は「顧客開発」というアプローチが中心になっていきます。

あるクライアント様での研修のために、現在この「顧客開発」アプローチについて、考え方をまとめているところです。追って当ブログでもご紹介していきたいと思います。

 

nagai

「100円のコーラを1000円で売る方法」の中国語(簡体字)版「把100元的可乐卖到1000元」が出版されました。→中国版Amazonへのリンク

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韓国語版、台湾版、タイ版に続き、海外版で4カ国語目です。有り難いことですね。

著書を通じて、隣の国同士がお互いに理解し合えるように、少しでも貢献できればと思います。

 

 

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プロフィール

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永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

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