永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2008年7月23日

2008年7月29日の投稿

2008年7月30日 »

前回、主に写真関連を中心に、書籍を出版するための試行錯誤について書きました。

今回は、共同執筆のアプローチについて書きます。

その後、オルタナティブ・ブログに参加させていただき、主にビジネス関連の話題について投稿するようになりました。

よく、ブログを書いているうちに出版の話が来た、という話を聞きますが、実際には出版の話は来ませんでした。

やはり「ブログを書くと、出版の話が舞い込む」というのは、才能がある一部の方に限った話なのでしょうか?

 

そんなとき、なぜ、新製品が売れないのか?というエントリーを書いた際に、けんじろうさんから、「とてもためになるので、本でも出しては?」というコメントをいただきました。山口さんからも同様のコメントをいただきました。

これはやはり嬉しかったですね。

やりとりを行っているうちに、「共同出版という方法もあります」という話になりました。

確かに、オルタナティブ・ブログでは、マーケティングの専門家がたくさんいます。

「マーケティングのテーマで、複数ブロガーで共同執筆する提案を出版社に行うと、もしかしたら、出版の話も通るかもしれない」

と思い、けんじろうさんはじめ、数名の方にお声を掛けさせていただきました。

たいへんありがたいことに、皆さん、賛同いただきました。

5-6名が集まり、全体の章立てとテーマ、担当するブロガーの方を仮決めし、「そろそろ開始かな」と思った頃、ある方からアドバイスをいただきました。

・人数が多いと、単なる寄せ集めになってしまう危険性あり。

・少人数に絞って、しっかりベースラインを決めるべき。

舞い上がっていた頭を、「ガーン」と殴られたような感じでした。

確かに指摘の通り、書籍のように、一つのテーマに収束させて読者にアピールするモノを作る場合、プロジェクトの人数が増えることは必ずしも有利ではありません。

「人数を絞ってテーマを決める」アプローチを取った場合、この方針が受け入れられるのかどうかは未知数です。

しかし、そもそもお互いに対等であるブロガーのコミュニティで、トップダウンでテーマを決めるのは合いません。

テーマについて意思統一を図るためには、オフラインで何回かブレインストーミング的なことを行った上で、方向性について腹に落ちるようにする必要があります。

なぜなら、各メンバーのクリエイティブな成果を集め、かつ、それらがお互いに相乗効果を持つようにする必要があり、このためには、各メンバーが心から納得した方針を合意した上で進める必要があるからです。

しかし、お声をかけたブロガーの皆様は、マーケティングについて非常に深い洞察をお持ちであることは間違いないのですが、みなビジネスバックグラウンドが異なる方々です。

しかも皆様、きわめて多忙です。

まず、意思統一が図れるのだろうか?

いや、そもそもきわめて多忙な方々が、オフラインで何回も会うことが可能なのだろうか?

自分の考えの甘さを痛感しました。

本来、少々困難があっても進めるべきだったかもしれません。

しかし、本を書くだけでも大変なのに、さらにその上にある課題は山積みです。

「この問題、どのように解決しようか?」

「忙しいのに巻き込まれる方々も迷惑ではないか?」

「そもそも、このようなことの調整で時間を使うのであれば、各自が自分達で書いた方が速いのではないか?」

と考えているうちに、時間が過ぎていき、残念ながらこの話も立ち消えになりました。



nagai

« 2008年7月23日

2008年7月29日の投稿

2008年7月30日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ