永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年10月12日

2007年10月14日の投稿

2007年10月15日 »

ベルリン・フィルの正指揮者であったフルトヴェングラーの偉大さを示す逸話として、こんな話があります。

ベルリン・フィルがある客員指揮者で練習している時に、ティンパニ奏者がスコアのチェックをしていると、突如、ベルリン・フィルの音色が本番さながらのものに変わったそうです。

驚いたティンパニ奏者が会場の客席を見ると戸口にフルトヴェングラーが立っていました。

偉大な指揮者はそこに存在するだけで音を変えられる逸話として、よく引用されています。

 

昨日、同じような経験をしました。

私が所属している合唱団では、土曜日午後に事前練習を行い、夜18:00から本練習を行っています。指揮者の先生が参加されるのは18:30からです。

昨日は18:00から団員全員で新曲を伴奏を付けて声合わせをしていました。

前回の練習では、指揮者の先生が期待するレベルに達しておらず、先生からは「次回までに必ずレベルアップしておくように」と厳命されました。そこで、この1-2週間で各自が個別に練習してきた内容を合わせるための声合わせでした。

18:20頃、先生が練習会場に現われ、団員は皆先生が来たことに気がつきました。不思議なことに、その瞬間音色が変わり、レベルアップしました。

先生がいない状態で声合わせを行っている状態と、先生が聴いている状態で声合わせを行っている状態では、やはり緊張感が違うということのようです。

私達の場合は、先生がその場にいることに分かり、それがよい緊張感を生む結果になりました。

フルトヴェングラーの場合、ベルリン・フィルのメンバーはフルトヴェングラーが戸口に立っていることに気がついたかどうかは分かりません。

しかし、もしメンバーがその存在に気がつけば、確かに、このようなことはあるのだ、と納得した次第です。

 

音楽の世界に限らず、ビジネスの世界でも、リーダーの存在価値というものは、実際にはこのようなところにあるのでしょうね。

nagai

「世界を震撼させた20世紀の衝撃写真」、知っている写真も多かったのですが、初めて見る写真も結構ありました。

特に、下記の写真は衝撃的でした。

  • 黒人青年へのリンチ(1930年)
  • ティック・クアン・ドック
  • ブーヘンヴァルト(Buchenwald)収容所キャンプ
  • ツインタワーから飛び降りた男(2001年)
  • 飢える子を見るハゲワシ(1993年)
  • 生命の誕生(1965年)

写真が持つ力は凄いですね。

現在をありのまま写す写真は、現在は変えられませんが、未来は変えられる可能性を持っているのだ、と再認識させられます。

nagai

« 2007年10月12日

2007年10月14日の投稿

2007年10月15日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ