永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年8月19日

2007年8月20日の投稿

2007年8月21日 »

8月15日に「なぜ、日本人のプレゼン資料が海外に伝わらないのか?」というエントリーを書きましたがが、この記事に対するはてブのブクマ(ブック・マーク)数が8月20日 22:00現在、320件になりました。

アクセス状況を併せて見てみると、ソーシャル・ブックマークへの登録数が増えるのに比例してアクセス数が増加する傾向があるようです。

ちょっと興味を持ちましたので、調べてみました。

まず、このエントリーは8/15(水)13:00に書きました。その後のブクマ数の伸びは下記の通りです。

8/15(水)   8件 (投稿後0-11時間)
8/16(木)   8件 (投稿後11-35時間)
8/17(金) 118件 (投稿後35-59時間)
   ⇒はてブの「最近の人気エントリー」に登場
8/18(土)  90件 (投稿後59-83時間)
   ⇒はてブトップに登場
8/19(日)  24件 (投稿後83-107時間)
  ⇒はてブトップと「最近の人気エントリー」から消える

注記:上記は、はてブで「このエントリーをブックマークしているユーザー」の一覧にある数のみを数えています。「このエントリーを含む日記」や「このエントリーを含むほかのエントリー」の数は除外しています。

投稿してから36時間経過後にブクマ数が急増しています。

私が8/17(金)のブクマ数の伸びに気が付いたのは6:00AM頃でしたが、この時点では、はてブの「注目のエントリー」「最近の人気エントリー」には見つかりませんでした。

比較のために、はてブのブクマ数が3桁になっているもう一つのエントリー、「面接で相手の人の力が分かる、2つの質問」も調べてみました。

このエントリーは4/15(日) 2:11に書きました。このエントリーのはてブのブクマ数は151件(8/20現在)、投稿後のブクマ数の伸びは下記の通りです。

4/15(日) 21件 (投稿後0-23時間)
  ⇒はてブの「注目のエントリー」に登場
4/16(月) 56件 (投稿後23-47時間)
  ⇒「最近の人気エントリー」はてブトップに登場
4/17(火) 6件 (投稿後47-71時間)
  ⇒はてブトップと「最近の人気エントリー」から消える
4/18(水) 3件 (投稿後71-95時間)
4/19(木) 3件
4/20(金) 0件
4/21(土) 2件
4/22(日) 1件
4/23(月) 1件
4/26(木) 2件
5/03(木) 7件
5/04(金) 1件
5/05(土) 2件
5/06(日) 2件
それ以降 4件

投稿した時間は昼間と深夜、時期も4月中旬と8月のお盆期間中という違いがありますが、一日半を過ぎてからアクセスが急増しているのは一致していますね。

ただ、8月15日の投稿は最初の1日半の伸びは極めて緩やかだったのに対して、4月15日の投稿は日曜日にも関わらず急な勢いで伸びています。ブクマ数の伸びによって「注目のエントリー」に掲載されるタイミングに依存しているのかもしれません。

 

一般的に言って、ブログのアクセス数は、投稿後24時間でアクセスのピークが終わるようです。

一方で、ソーシャル・ブックマークにブクマされるピークは、1-3日の間である、というとが言えそうです。恐らく、ソーシャル・ブックで注目されるためには、ある程度のブクマ数が溜まる必要がある、ということなのではないでしょうか?

この観点では、RSSによるアクセスはフロー型であるのに対して、ソーシャル・ブックによるアクセスはストック型である、とも言えるかもしれません。ただ、ソーシャル・ブックマークの最新リストに出るのは数日間なので、ストック型と言っても、1週間程度の短期的なものですが。

 

ところで、この二つのエントリーのブクマ数についてはてブとdel.icio.usを比較してみると、興味深いことに比例していることが分かりました。

「なぜ、日本人のプレゼン資料が海外に伝わらないのか?」の場合、

はてブのブクマ数は320件 (8/20 22:00現在)
del.icio.usのブクマ数は82件 (8/20 22:00現在)

「面接で相手の人の力が分かる、2つの質問」の場合、

はてブのブクマ数は151件
del.icio.usのブクマ数は34件

前者と後者を比較すると、はてブ、del.icio.usともにほぼ2:1の比率になっています。

はてブとdel.icio.us全体のアクセス数が今年3月と今年8月でどう変わってきたか、ということも変動要因になるので、これだけで結論付けるのは尚早かもしれませんが、異なる両者のサンプルで同じ傾向を示していることを考えると、ある程度のブクマ数になれば、ブクマ数によってそのエントリーが世の中の興味を引く程度を推測できる、という仮説を立てることも出来そうです。

 

ということで、非常に限られたサンプル数を元に、

「ソーシャル・ブックマークにブクマされるピークは1-3日の間。ソーシャル・ブックはある程度のブックマーク数が溜まらないとアクセス増に繋がらない」

「ある程度のブクマ数になれば、ブクマ数によってそのエントリーが世の中の興味を引く程度を推測できる」

という二つの仮説を立ててみました。

さらに検証が必要ですし、ともに「考えてみると当たり前」という感じだと思いますが、....。まぁ、このように一つ一つを数字で裏付けて仮説を立てて検証していくことは、モノゴトの構造を自分なりに理解する上で重要かな、と思っております。

 

さて、この二つのエントリーは、ちょっとしたきっかけでテーマを見つけて、20分程度で書いたものでした。

ソーシャル・ブックマークにブクマしていただく数が多いとやはり嬉しいものですが、気合を入れて時間をかけて書いた他のほとんどのエントリーは思ったほどブクマされたりアクセスされず、肩の力を抜いて書いたエントリーの中で意外にブクマされたりアクセスされるものが多いことを改めて感じます。

このことは、AlternativeBlogのブロガーの方々も、よくおっしゃっていることですね。

はてブで、「何でこんなにブクマされてるのかが不思議」というコメントを書いた方がいますが、正直に申し上げて、私もちょっとそう思います。

ただ、今回の両エントリーに共通するのは、両方とも自分の経験に根ざしたもので、このテーマについて結構長い時間考えており、自分なりの結論がまとまっているものである、という点ですね。

逆に言えば、自分で考えが整理されているので、20分程度で書けるのだとも言えます。

しかし、このような題材を探すのはなかなか難しいものですね。

nagai

« 2007年8月19日

2007年8月20日の投稿

2007年8月21日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ