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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2006年11月9日

2006年11月10日の投稿

2006年11月11日 »

昨晩、ある新聞記者の方から、自宅で個人としてインタビューを受けました。自宅といっても来宅していただいた訳ではなく、電話でした。

電話でのインタビューは初めての体験でした。

電話で、しかもこの記者の方とは今まで一回もお会いしていない状態でしたが、通常のインタビューと同等以上の中身の濃いお話が出来たように思います。

詳しいインタビュー内容は新聞に掲載されるまでお伝えできませんが、どのように進めたか、ご紹介したいと思います。

■ ■ ■ ■

まず最初に、記者の方が事前にメールでインタビューでの質問ポイントを送って下さいました。これは通常のインタビュー通りですね。

これに対して私からは、インタビューに関連する私が過去に書いたコンテンツのURLを送付しました。これを事前に読んでいただきました。

また、掲載時には勤務先の社名を出すことになるので、事前に勤務先の広報に状況を説明し了解を得た上で、広報の観点でインタビューの確認事項も聞いておきました。

また、質問ポイントに対して話す内容も、事前に整理しておきました。

■ ■ ■ ■

昨晩、予定時間きっかりに電話をいただき、インタビュー開始です。

インタビューはスムーズに進み、50分で完了しました。最後に確認事項(私の役職名や関係者のメールアドレス等、口頭では間違えやすい情報)をメールで送付しました。

インタビューは過去に何回か受けたことがありますが、改めて思ったこと。

まず、記者の仕事は、特定のテーマに対して読者が顕在的・潜在的に欲しがっている新しい観点や情報を提供することなのだ、ということです。

そのために必要なことは、いかに相手が持っている暗黙知の部分を引き出すか、という点なのでしょうね。

今回の記者の方は、その点見事でした。聞き役に徹し、投げかける質問は非常に的確、話をより深めるものでした。

後からふり返ると、恐らく記者の方の考えとは違うことも申し上げたのではないかと思いますが、インタビューは議論することが目的ではないので、その点についてはそのまま受け入れて下さいました。

また、質問に対して十分に応える内容の回答ができない部分もありましたが、そのような部分はそれ以上深堀はしませんでした。

■ ■ ■ ■

インタビューの目的は、限られた時間内で出来る限り相手の暗黙知を掘り返すこと、と言えるのではないでしょうか?

例えてみると、質問という網を投げかけて、鉱脈がありそうな部分は様々な方法でもっと掘り下げる、鉱脈がなさそうな土地はそれ以上は掘らず、残った時間でもっと鉱脈がありそうなところを探す、ということなのかもしれません。

そのプロフェッショナルな仕事に感服した次第です。

考えてみると、日々の業務でも相手の暗黙知の部分を引き出さなければならない仕事があります。このような場合、この記者の方の姿勢は大変参考になると思いました。

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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