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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2006年8月2日

2006年8月3日の投稿

2006年8月4日 »

昨年から脳を鍛えるトレーニング、いわゆる「脳トレ」が流行っていますが、マーケティングの視点で見るととても興味深いですね。

「脳トレ」は、簡単なクイズや計算を楽しみながら解いて脳を活性化させる、というものですが、ある大学で実証実験を行ったところ、確かに効果があるそうです。

しかし、「脳トレ」のコンテンツ自体は、昔から世の中にあるクイズがベースになったものです。

マーケティング的な観点で見て「脳トレ」が新しいのは、昔ながらの「クイズ」というコンテンツに対して、「脳を活性化させる」という新しい価値を与えた点ではないでしょうか?

フランスの社会学者ジャン・ボードリヤールは、「消費される物になるためには、物は記号にならなくてはならない」と言いました。

この記号論的な観点で言えば、従来の「クイズ」という形態に対して、「脳を活性化させる」という新しい意味を与えて、「脳トレ」という新しい記号を作ることで、消費者が消費できる状況を作った、ということかもしれません。

考えてみればコンピュータの普及で、頭で暗算することが本当に少なくなりました。

私も学生の頃は、計算は暗算でやることが当たり前で、電卓はほとんど使いませんでした。(大学は工学部だったので、さすがに実験データの検証には関数電卓を使用しましたが)

しかし、Excel等の普及で、最近は細かい計算を暗算で行うことはほとんどなくなりました。

本来は細かい計算から開放された分、頭を創造的なことに使うようになればよいのですが、どうもそう単純にはいかないようです。

「頭を使うことが少なくなった」⇒「頭を鍛えるトレーニングが必要になってきた」

という見方が正しければ、もしかしたら、仕事で身体を使わなくなった現代人が、仕事帰りや休日にスポーツクラブに行くのと同じ構図かもしれません。

「脳トレ」は確かにマーケティング的にも成功しているようです。本日(8/3)の日本経済新聞の記事「電卓、遊び心も計算済み」によると、「脳トレ」機能を搭載した電卓は、基本機能だけの電卓よりも1000円程高いにも関わらず、売れゆきを伸ばしているとのことです。

ところで、ほぼ毎日ブログネタを考えて、文章にまとめて書くことは、もしかしたら何よりの脳トレになっているような気がします。よし、頑張ろうっと。

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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