« 2012年3月14日

2012年3月16日の投稿

2012年3月22日 »

 三三の調査結果についての続きになるが、SFAやCRMあるいは名刺管理を検討する際に参考になるデータが、スライドの11枚目にある。以下にそのスライドを引用する。

20120316

 システムやツールを利用して効率化したい営業業務についての設問への回答なのだが、回答者の勤務先の企業規模ごとで差異が見られるのだ。
 最もニーズの高かった「既存顧客の定期的なフォロー」だが、これは10人以下の零細企業と5000人~10000人という大企業で高く、その間の規模の企業では若干低い。零細企業は特定の顧客にべったりついていき大企業はビジネスモデルや取引関係が確立されていて既存先と強固につながっているということだろうか。中堅企業の場合はより新規顧客開拓に目が向いていて、その結果「見込み顧客フォロー」のほうへの回答が増えていると私は読み取った。ただ10000人以上の超大企業になるとまた中堅企業と同じ傾向になっているのはちょっと謎。

 そして図にもあるが「営業活動・進捗状況の共有」は300~1000人規模を頂点に100人~10000人規模の企業間で山を描いている。人間が生物学的にお互い同士良く理解し合えるのは150人が限界だとするダンバー数は有名だが、今回の結果はまさにこれに合致している。ちなみに1000人を超えると情報共有ニーズが若干下がるのは、その規模になると組織が複数階層あるいは縦割りに分割されるからだと推測する。

 2つとも営業支援系のシステムやツールを販売するときには覚えておきたい傾向だ。

 調査は勤務先の総人数とのクロス集計になっているが、これをもし営業担当者の数でみることができたらもっと面白い仮説が立てられるかもしれない。


yoi

« 2012年3月14日

2012年3月16日の投稿

2012年3月22日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
knowledge
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ