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一昨日は、Enterprise Search Innovation 2009というイベントが会社の近くで開催されていたので、ちょっと抜け出して基調講演とジャストシステムの話だけを聞いてきた。
基調講演でのDIC株式会社の相田部長の話も素晴しかったが、わたしにとって目から鱗だったのがその後のジャストシステムによる「ファイルサーバ見える化ツール」の紹介とデモンストレーション。
「ファイルサーバ見える化ツール」とは、組織のファイルサーバ(別にファイルサーバ以外に文書管理システムやノーツ/ドミノでもかまわない)に検索エンジンをアドオンして4ペインの検索UIを提供するシステムである。謳い文句に「3クリックで目的のコンテンツまで絞り込める」とあるようにこのUIが相当に秀逸だ。ネットにこのUIの画面があったので以下に貼っておく。
「ファイルサーバ見える化ツール」ではまず左上の探索場所の指定窓でツリー状になった社内の文書レポジトリから自分が目星をつけているフォルダを選ぶ。これまで私が何度も言ってきたようにインターネットの検索と違ってエンタープライズでの検索の場合は検索者が欲しい情報のありかについてはぼんやりとはイメージできている事が多い。そしてその場所を指定するのには、当然手慣れたエクスプローラーライクのツリー方式での操作が適している。
そうしてフォルダを選択すると、そのフォルダの中の各文書の状況が右下の「見える化ビュー」に瞬時に表示される。見える化ビューは、更新日やファイル種類、キーワードを出現回数の多い順にタグクラウド的に羅列したもので、これもインターネットでタグを使って絞り込みを行ってきた人には直感的で判りやすい。
最終的には左上のキーワード入力ボックスとその下の結果一覧画面を使って目的の情報へたどり着く事になるのだが、それまでの遷移のさせ方と見せ方は本当に良くできていると思った。確かにこれだとカオスになっている社内のファイルサーバをもっと効率的に使えるような木がしてくる。
この「ファイルサーバ見える化ツール」って技術的には多分バックにConceptBaseを使わなくても他の検索エンジンでも実現できそうな感じだ。難しい最新の技術を使ったと言うよりは、これまでの使い込まれて熟れてきたアイデアを上手に埋め込んだ手のものだ。
エンタープライズサーチ分野ってちょっと前がブームのピークで、その後はあまり革新的な驚くような製品が出てきて無かったように思うけどこれは、まさにコロンブスの卵というか目から鱗的なツールだ。
検索作業の時のUIってまだまだ改善の余地がある分野だと思う。他のベンダーからもこういうあっと驚くようなUIが続くことを期待したい。
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